講演抄録/キーワード |
講演名 |
2019-03-09 15:00
神経磁場を捉える新原理の機能的MRI ~ 低磁場MRIによる機能的結合計測の試み ~ ○上田博之・伊藤陽介・笈田武範(京大)・谷口 陽(日立)・小林哲生(京大) HIP2018-84 |
抄録 |
(和) |
脳の機能的結合を推定する上で信号の位相情報が重要な役割を担っている。近年、機能的MRI の新たな原理として神経磁場の直接計測法であるSIRS(Stimulus-Induced Rotary Saturation) 法が提案されている。しかし、この方法は信号の位相情報に感受性がない。そこで我々はSIRS を改良し、位相に感受性を持つSL-Mz シーケンスを開発した。しかし、SIRS シーケンスよりもRF パルスの照射量が多いため、人体やMRI 装置への負荷が大きいことが問題であった。本研究ではSL-Mz シーケンスの改良を行い、元のSL-Mz シーケンスと同様の効果を得ながらも、対象に照射するRF 磁場の量を低減することに成功した。これにより、同一の実験における人体への影響やMRI 装置への負荷の軽減が期待される。また、改良されたシーケンスによりSAR 基準内での照射時間を延長することが可能となり計測精度の向上も期待できる。 |
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キーワード |
(和) |
機能的磁気共鳴画像法(fMRI) / spin-lock / 機能的結合 / / / / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 118, no. 493, HIP2018-84, pp. 13-18, 2019年3月. |
資料番号 |
HIP2018-84 |
発行日 |
2019-03-02 (HIP) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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