講演抄録/キーワード |
講演名 |
2018-03-07 10:00
Javaプロジェクトにおける関数型イディオムの実態調査 ○田中紘都・柗本真佑・楠本真二(阪大) SS2017-71 |
抄録 |
(和) |
プログラミング言語は新しいパラダイムの登場や,それに伴う新しいイディオムの導入といった進化を経てきている.オブジェクト指向言語の一つであるJavaは新たなイディオムを導入してきており,特にJava 8では関数型プログラミングのイディオムを導入している.Javaにおける関数型イディオムの導入はパラダイムのレベルでの進化であるといえる.しかしながら実際の開発現場でJavaの関数型イディオムがどのように捉えられているのかは明確になっていない.そこで本研究では実際のプロジェクトから関数型イディオムを使用しているファイルの数を計測し,その結果をもとにコミットメッセージやissueの内容を調べ,関数型イディオムを採用する理由と採用しない理由を調査した.調査により,関数型イディオムを採用する場合はコードの記述量を削減することやパフォーマンスの向上を目的としており,関数型イディオムを採用しない場合はJDK 6/7に対する後方互換性やデバッグ面での保守性を維持することを目的としているという結果が得られた.この結果から,プロジェクトの方針として可読性やパフォーマンスを向上させるのか保守性を維持させるのかによって,開発者が使用するイディオムを選択すればよいことが示された. |
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(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
プログラミング言語進化 / Java / 関数型プログラミング / イディオム / ラムダ式 / Stream / Optional / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 117, no. 477, SS2017-71, pp. 39-44, 2018年3月. |
資料番号 |
SS2017-71 |
発行日 |
2018-02-27 (SS) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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