講演抄録/キーワード |
講演名 |
2017-12-16 15:45
小型原子磁気センサモジュールを用いた遠隔磁気粒子イメージング ~ 励磁磁場強度最適化の検討 ~ ○加藤健太郎・笈田武範・伊藤陽介・小林哲生(京大) MBE2017-64 |
抄録 |
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近年新しく提案された磁気粒子イメージング(MPI)は,磁性ナノ粒子(MNP)と呼ばれるトレーサの空間的分布を画像化するイメージング手法である.MNPは非線形な磁化特性を有しており,誘導コイルでこの非線形な磁化変化を磁気信号として検出することにより,MPIでは高速かつ高空間分解能なイメージングが可能である.しかしながら,変動磁場の比吸収率の問題からもMPIのヒトへの適用には低磁場かつ低周波数の磁場の利用が求められる.一方,光ポンピング原子磁気センサ(OPAM)は超伝導量子干渉素子のように冷媒を必要とせず,低周波数帯域においても非常に高感度である.本研究では,小型のモジュール型OPAMとフラックストランスフォーマを用いて,2 kHzの励磁磁場により磁化されたMNPの磁気信号を遠隔計測した.より少量のMNPの磁気信号を計測するため,MNPの磁気信号に対する励磁磁場の干渉の影響が最も小さくなる励磁磁場の強度を求めた.その後,最適な励磁磁場強度を用いた計測を行い,最小0.1 μmolのMNPの量に比例した磁気信号を確認できた. |
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キーワード |
(和) |
光ポンピング原子磁気センサ / 磁気粒子イメージング / 遠隔計測 / / / / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 117, no. 360, MBE2017-64, pp. 61-66, 2017年12月. |
資料番号 |
MBE2017-64 |
発行日 |
2017-12-09 (MBE) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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