お知らせ 2023年度・2024年度 学生員 会費割引キャンペーン実施中です
お知らせ 技術研究報告と和文論文誌Cの同時投稿施策(掲載料1割引き)について
お知らせ 電子情報通信学会における研究会開催について
お知らせ NEW 参加費の返金について
電子情報通信学会 研究会発表申込システム
講演論文 詳細
技報閲覧サービス
[ログイン]
技報アーカイブ
 トップに戻る 前のページに戻る   [Japanese] / [English] 

講演抄録/キーワード
講演名 2017-11-06 11:10
[特別講演]香川で生まれ育つ希少糖研究
秋光和也香川大MICT2017-30 MI2017-52
抄録 (和) D-グルコース(ブドウ糖)やD-フラクトース(果糖)のように自然界に大量に存在する単糖に対して、自然界にはほとんど存在しない単糖の総称として、「希少糖(rare sugar)」という名称が香川大学に本部を置く国際希少糖学会により定義されました 。2001年、香川大学農学部の何森 健名誉教授(国際希少糖研究教育機構・研究顧問)らが酵素学を用いた希少糖の生産技術の開発に成功し、「希少糖」研究の新たな歴史がスタートしました。当初は機能性を持つ食品素材としての用途開発が進みましたが、産官学連携研究の推進によって、希少糖には様々な分野に応用可能な機能性があることが示され、それらの機能を応用して社会に還元するために様々な用途開発研究が始まっています。
研究開始当初は、「自然界での存在量が少ない希少糖を研究する意義」という点で、研究推進が懐疑的な視線にさらされた時期もあったようですが、当学の希少糖研究チームの粘り強い努力と産学官の垣根を超えた学内外からの様々なご支援により、「希少糖」は市民権を得るに至り、rare sugarという用語は国際的にも認知されるようになって参りました。2014年に、酵素学的手法ではなく、化学的手法を用いて生産した希少糖含有シロップ「レアーシュガースイート(RSS)」(松谷化学工業)が市場に送り出され、希少糖を利用した商品が2500品目を超えるようになり、含有シロップに続いて希少糖結晶を用いたビジネスに国内外から熱い視線が注がれる様になってきています。
香川大学を中心とした香川地域では、特定の希少糖を大量に生産できる技術や、多種類の希少糖を生産できる技術を、基盤的研究として継続的に進めており、希少糖産業のさらなる発展に寄与できるように努力しています。右図は、希少糖の構造と生産酵素反応を基にした希少糖の生産に関する戦略図「Izumoring」です。香川大学は、この生産法を基に、右図の6炭糖で約30個、4,5炭糖を含むと約50個ある希少糖の全てを生産できる世界唯一の研究機関です。
香川大学では2003年10月の香川医科大学との統合を機に、香川大学の希少糖研究センターと香川医科大学の希少糖応用研究センターを統一して、香川大学希少糖研究センターを設置しました。そして、2016年4月に希少糖研究センターを発展的に解消し、希少糖生産技術研究を強化して、特保関連食品、医薬品、農業資材などを中心とした希少糖用途開発の研究を今まで以上に推進し、さらにこれらの研究成果を国際展開するため、全学体制の新組織である「国際希少糖研究教育機構」を設置しました。
香川大学の強みである希少糖研究資産の活用による応用技術の開発で、国際的な研究教育拠点となり、国際社会に貢献するとともに、地域振興に資するために組織された「国際希少糖研究教育機構」は、学部横断的な 70 名以上の教員から構成されます。
本機構における研究開発部門は、生産技術部門、用途開発部門、国際展開部門の3つの部門から構成されます。生産技術分門は、希少糖生産技術の向上と生物・酵素・遺伝子資源の確保と、生化学的諸性質の解析を進め、さらに本学の持つ糖酵素学と英国・オックスフォード大学の持つ糖化学の技術融合により、希少糖生産における新たな扉を開くことを目指します。
用途開発部門では、これまで応用展開を進めてきた食品、動物、植物、微生物化学関連各分野とともに、臨床試験、分子ツール開発、物性、教材開発分野で研究開発を進めます。社会連携・知的財産部門と密接に連携して、糖が用いられている様々な産業分野への新展開を目指しています。
さらに、国際展開部門では、欧米の大学との共同研究の推進とともに、アジア諸国との共同研究も進め、更なるグローバル展開を目指しています。 
(英) (Not available yet)
キーワード (和) 希少糖 / 国際希少糖研究教育機構 / 何森健 / イズモリング / rare sugar / / /  
(英) / / / / / / /  
文献情報 信学技報, vol. 117, no. 281, MI2017-52, pp. 21-22, 2017年11月.
資料番号 MI2017-52 
発行日 2017-10-30 (MICT, MI) 
ISSN Print edition: ISSN 0913-5685    Online edition: ISSN 2432-6380
著作権に
ついて
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034)
PDFダウンロード MICT2017-30 MI2017-52

研究会情報
研究会 MI MICT  
開催期間 2017-11-06 - 2017-11-06 
開催地(和) サンポートホール高松 
開催地(英) Sunport Hall Takamatsu 
テーマ(和) 医用画像一般 
テーマ(英) Medical Imaging, etc. 
講演論文情報の詳細
申込み研究会 MI 
会議コード 2017-11-MI-MICT 
本文の言語 日本語 
タイトル(和) 香川で生まれ育つ希少糖研究 
サブタイトル(和)  
タイトル(英) Rare sugar studies growing in Kagawa 
サブタイトル(英)  
キーワード(1)(和/英) 希少糖 /  
キーワード(2)(和/英) 国際希少糖研究教育機構 /  
キーワード(3)(和/英) 何森健 /  
キーワード(4)(和/英) イズモリング /  
キーワード(5)(和/英) rare sugar /  
キーワード(6)(和/英) /  
キーワード(7)(和/英) /  
キーワード(8)(和/英) /  
第1著者 氏名(和/英/ヨミ) 秋光 和也 / Kazuya Akimitsu / アキミツ カズヤ
第1著者 所属(和/英) 香川大学 (略称: 香川大)
Kagawa University (略称: Kagawa Univ.)
第2著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第2著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第3著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第3著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第4著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第4著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第5著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第5著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第6著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第6著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第7著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第7著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第8著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第8著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第9著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第9著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第10著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第10著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第11著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第11著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第12著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第12著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第13著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第13著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第14著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第14著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第15著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第15著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第16著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第16著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第17著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第17著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第18著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第18著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第19著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第19著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
第20著者 氏名(和/英/ヨミ) / /
第20著者 所属(和/英) (略称: )
(略称: )
講演者 第1著者 
発表日時 2017-11-06 11:10:00 
発表時間 50分 
申込先研究会 MI 
資料番号 MICT2017-30, MI2017-52 
巻番号(vol) vol.117 
号番号(no) no.280(MICT), no.281(MI) 
ページ範囲 pp.21-22 
ページ数
発行日 2017-10-30 (MICT, MI) 


[研究会発表申込システムのトップページに戻る]

[電子情報通信学会ホームページ]


IEICE / 電子情報通信学会