講演抄録/キーワード |
講演名 |
2017-05-23 17:50
Particle-In-Cell法における集約処理のOpenCLを用いた最適化 ○野田裕之・酒井諒太郎(慶大)・宮島敬明・藤田直行(JAXA)・天野英晴(慶大) CPSY2017-9 DC2017-9 |
抄録 |
(和) |
Particle-In-Cell(PIC)法は、衛星エンジンのひとつであるホールスラスタの研究開発の際に用いられる数値シミュレーション手法である。PIC法は連続体の運動を有限数の粒子の運動として離散化する粒子法の一種であり、プラズマを粒子と場に分割する。イオン・中性子・電子などの粒子については運動方程式および衝突計算を行い、電場・磁場については空間格子(セル)を用いて計算する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発中のホールスラスタ用PIC法シミュレーションコードであるNSRU-Full-PICは、Fortranで記述されたCPU用のコードであり、特に重要な処理のひとつに集約処理がある。集約処理は、粒子の情報を近傍のセル四隅に集約させるリダクション処理で、粒子番号単位で並列化を行うとRead After Write(RAW)ハザードが多発する。現状、NSRU-Full-PICにおいて集約処理は逐次的に処理されており、計算に膨大な時間を要することが問題である。我々は、NSRU-Full-PICの高速化・低消費電力化を目標に、ホールスラスタ専用マルチSoC FPGAクラスタの構築を検討している。本稿では、OpenCLベース高位合成環境であるIntel FPGA SDK for OpenCLを用いた最適なリダクション回路記述方法を探るため、複数の記述方法で回路を実装し、それらの性能比較を行う。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
Particle-In-Cell法 / プラズマシミュレーション / FPGA / OpenCL / 高位合成 / リダクション演算 / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 117, no. 44, CPSY2017-9, pp. 45-50, 2017年5月. |
資料番号 |
CPSY2017-9 |
発行日 |
2017-05-15 (CPSY, DC) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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