講演抄録/キーワード |
講演名 |
2017-01-24 10:55
VRアプリケーションのためのリモートGPU割り当ての検討 ○森島 信・岡崎真博(慶大)・松谷宏紀(慶大/JST/NII) VLD2016-82 CPSY2016-118 RECONF2016-63 |
抄録 |
(和) |
近年の画像処理技術やセンシング技術の発展に伴い、コンピュータが生成した環境を実際に現実の様に利用者が体験できる技術であるVR技術の普及が進んでいる。
VR技術は、高品質な映像をセンサーの動きに合わせて処理する必要があり、画像処理負荷が大きいため、ハイエンドGPUが要求される。
頭部搭載型ディスプレイを用いた代表的なVR技術では、各利用者毎にハイエンドGPUが搭載された計算機が要求され、利用者の負担が大きい。
そこで、本論文では、GPUクラスタと各利用者の計算機を10Gb Ethernetのネットワーク経由で接続し、VR技術に伴う画像処理をGPUクラスタ上のリモートGPUで行うことを提案する。
これにより、利用者毎にハイエンドGPUを直接接続された計算機を用意する必要がなくなり、利用者の負担が削減できる。
本論文では、リモートGPU環境におけるVR技術の負荷を測定する指標を提案し、リモートGPU環境がVR技術に与える影響を測定した。
さらに、それに基づいて複数のリモートGPUへの処理の割り当て手法を提案し、シミュレーション評価を行った。
その結果、高負荷な処理が発生しうる場合には帯域の小さいGPUに処理を優先的に割り当てる手法、それ以外の場合には割り当て時のGPUの利用率が高いGPUに優先的に処理を割り当てる手法が高性能であることを示した。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
GPU / ラックスケールアーキテクチャ / VR / リモートGPU / / / / |
(英) |
GPU / Rack scale architecture / VR / Remote GPU / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 116, no. 416, CPSY2016-118, pp. 85-90, 2017年1月. |
資料番号 |
CPSY2016-118 |
発行日 |
2017-01-16 (VLD, CPSY, RECONF) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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VLD2016-82 CPSY2016-118 RECONF2016-63 |