講演抄録/キーワード |
講演名 |
2016-03-29 09:00
[ポスター講演]超指向性スピーカと超解像信号処理を組み合わせた音響センシングの基礎検討 ○朝倉裕也・大久保 寛・田川憲男(首都大東京) EA2015-117 SIP2015-166 SP2015-145 |
抄録 |
(和) |
これまで音波を使ったセンシングでは,生体内や水中などの分野では実用が進んでいるが,空中においては必ずしも十分な成果が得られているとはいえない.理由としては,周囲の環境に影響を受けやすく,空気中での減衰によってSN 比が低下することで,遠くの物体を検出できないことが挙げられる.送信信号を低周波(可聴領域) にすることで,空中で減衰しにくくなり,遠くの物体まで検出することができるが,波長が長いために空間分解能が低くなってしまい,さらに音波の周波数が低くなることで,一般的に放射指向性が広がってしまい,画像化した場合に虚像が現れる可能性が高くなる.そこで,本研究ではSCM-MUSIC アルゴリズムによる超解像信号処理により,その低下した空間分解能を高める手法を適用する.さらに,超指向性スピーカを用い,測定対象物を狙って信号を照射することで,可聴音域を利用した場合にも周囲の環境による影響を軽減できると考えられる.本研究では,SCM-MUSICアルゴリズムを用いた超解像手法と超指向性スピーカを組み合わた空中音響センシングを提案し,その有効性を評価した.実験の結果,SCM-MUSIC アルゴリズムを適用することで,距離方向の分解能をを12 分の1 程度以下にできることを明らかにした. |
(英) |
Acoustic sensing technology in the air is a promising method to acquire shapes and/or position of a targetobject. Universal and smart technology, however, cannot be sufficiently established because of various acousticenvironmental noises, attenuation effect, etc. To overcome this problems, in this study we examine acoustic sensingin the air using super-directivity speaker and super-resolution signal processing. Our experimental results suggestthat combination of super-directivity speaker and super-resolution signal processing enables high-resolution acousticimaging. Additionally, we discuss the feasibility of far-field high resolution imaging by the proposed method |
キーワード |
(和) |
アコースティックイメージング / 音響センシング / 超解像手法 / 超指向性スピーカ / SCM / / / |
(英) |
acoustic imaging / acoustic sensing / super-resolution / parametric-speaker / SCM / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 115, no. 522, SIP2015-166, pp. 283-286, 2016年3月. |
資料番号 |
SIP2015-166 |
発行日 |
2016-03-21 (EA, SIP, SP) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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EA2015-117 SIP2015-166 SP2015-145 |
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