講演抄録/キーワード |
講演名 |
2015-12-02 13:45
ThruChip Interfaceを用いた直線状ネットワークの予備評価 ○野村明生・松谷宏紀・竹 康宏(慶大)・並木美太郎(東京農工大)・黒田忠広・天野英晴(慶大) CPSY2015-68 |
抄録 |
(和) |
本論文では、ThruChip Interface(TCI)による双方向リンクと3つの入力および出力を持つルータで形成される直線状ネットワークについて、パケット転送性能の予備評価を行う。TCIは、各チップ上に置かれたコイル間で生じる誘導結合を利用して、チップ間でワイヤレス通信を行うことができる通信インタフェースである。直線状ネットワークでは1つの双方向TCIリンクでクレジットベースフロー制御を実現するために、入力仮想チャネルバッファの空きを通知するためのACKフリットをTCIの逆方向リンクを使用してピギーバックで転送する方式を採っているため、ネットワークの性能がいくらか低下していることが予想できる。チップ4枚積層を想定した場合について、最大パケット長でのパケット転送シミュレーションの結果では、ピギーバック制御を行っている場合の平均転送遅延はピギーバックを行わない場合と比較して最大で約220%の増加が見られた。一方で、パケットサイズが比較的小さい場合や転送負荷が小さい場合においてはピギーバックによるネットワーク性能のオーバヘッドは小さく、Zero-loadレイテンシは最大約3.2%の増加にとどまる結果となった。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
3次元積層チップ / ThruChip Interface / ピギーバック制御 / / / / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 115, no. 342, CPSY2015-68, pp. 39-44, 2015年12月. |
資料番号 |
CPSY2015-68 |
発行日 |
2015-11-24 (CPSY) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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