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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2015-11-12 16:30 両耳型補聴器における風雑音抑圧処理の低遅延化に関する検討 ○藤坂洋一（リオン）・上山了介・中島栄俊（熊本高専）・昼間信彦（リオン）  EA2015-30 EMM2015-51 |
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| 抄録 | （和） | 屋外における補聴器使用において風雑音はしばしば問題となる. 一般的なマイクロフォンでは防風装置等を用いるが補聴器の場合, その装用が困難なため信号処理によって風雑音を抑圧する. 筆者らはこの問題に対して音声の両耳情報は保持したまま風雑音を抑圧する手法として両耳型補聴アルゴリズムを提案してきた. しかしながら風雑音を解析する上で周波数分解能を高く保つ必要性があり32ms のフレーム処理を行う. 一方で補聴器において許容される遅延時間は概ね 6ms 程度とされる. したがって, 遅延時間を許容内に収め, かつ効果的に風雑音を抑圧する手法が必要とされていた. 本報告では, 高域の群遅延を低く保つことを可能とする手法として Frequency Warped Filter を用いた風雑音抑圧 アルゴリズムを提案する. この手法では低域側の周波数分解能を前提案手法と同程度に保ったまま, 遅延時間を許容遅延以下にすることが可能である. 提案法の有効性を検証するために, 評価実験を実施した. 主観評価実験においては風雑音抑圧法として広く用いられているハイパスフィルタによる従来法と比較した. この結果, 方向感については提案手法と従来法に違いが見られなかったが, 頭外定位感については従来法に比べ提案手法が優位であることがわかった. |
| （英） | Wind noise is often an issue of hearing aid in outdoor. Generally a windproof is utilized to reduce the noise by attaching to the microphone. However, for hearing aids, the wind noise is reduced by signal processing since it is hard to attach the windproof to the microphone. We have proposed wind noise reduction algorithm for binaural hearing aids system that preserves binaural hearing information. This algorithm requires 32ms frame length in order to high frequency resolution for wind noise detection. On the other hand, tolerable delay time for hearing aids is 6ms approximately. Therefore, some improvement in the algorithm is required for low delay time and effective wind noise reduction. In this paper, we proposed low delay binaural wind noise cancellation algorithm using frequency warped filter. Delay time caused by this algorithm is shorter than the tolerable one, while frequency resolution in low frequency range is the same as one of our previous method. As results of subjective experiments, proposed method gives almost the same score as the conventional high-pass filter method for directionality of the output signal. Meanwhile, externality by the proposed method is superior to by the conventional one. |
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| キーワード | （和） | 補聴器 / 風雑音抑圧 / 頭部伝達関数 / 低遅延 / 周波数ワーピング / / / |
| （英） | Hearing aids / Wind noise cancellation / HRTF / Low delay / Frequency warping / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 115, no. 302, EA2015-30, pp. 35-40, 2015年11月. | |
| 資料番号 | EA2015-30 | |
| 発行日 | 2015-11-05 (EA, EMM) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | EA2015-30 EMM2015-51 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | EA EMM |
| 開催期間 | 2015-11-12 - 2015-11-13 |
| 開催地（和） | 熊本大学 |
| 開催地（英） | Kumamoto Univ. |
| テーマ（和） | 異種メディア融合，コンテンツ処理，メディア検索，電子透かし，一般 |
| テーマ（英） | Multimedia Fusion, Content Processing, Multimedia Retrieval, Digital Watermarking, and Related Topics |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | EA |
| 会議コード | 2015-11-EA-EMM |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 両耳型補聴器における風雑音抑圧処理の低遅延化に関する検討 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Low delay binaural wind noise cancellation for hearing aids |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 補聴器 / Hearing aids |
| キーワード(2)（和/英） | 風雑音抑圧 / Wind noise cancellation |
| キーワード(3)（和/英） | 頭部伝達関数 / HRTF |
| キーワード(4)（和/英） | 低遅延 / Low delay |
| キーワード(5)（和/英） | 周波数ワーピング / Frequency warping |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 藤坂 洋一 / Yoh-ichi Fujisaka / フジサカ ヨウイチ |
| 第1著者 所属（和/英） | リオン株式会社 (略称： リオン) RION Co., Ltd. (略称： RION) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 上山 了介 / Ryousuke Kouyama / コウヤマ リョウスケ |
| 第2著者 所属（和/英） | 熊本高等専門学校 (略称： 熊本高専) National Institute of Technology, Kumamoto College (略称： NIT, Kumamoto College) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | 中島 栄俊 / Hidetoshi Nakashima / ナカシマ ヒデトシ |
| 第3著者 所属（和/英） | 熊本高等専門学校 (略称： 熊本高専) National Institute of Technology, Kumamoto College (略称： NIT, Kumamoto College) |
| 第4著者 氏名（和/英/ヨミ） | 昼間 信彦 / Nobuhiko Hiruma / ヒルマ ノブヒコ |
| 第4著者 所属（和/英） | リオン株式会社 (略称： リオン) RION Co., Ltd. (略称： RION) |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2015-11-12 16:30:00 |
| 発表時間 | 30分 |
| 申込先研究会 | EA |
| 資料番号 | EA2015-30, EMM2015-51 |
| 巻番号（vol） | vol.115 |
| 号番号（no） | no.302(EA), no.303(EMM) |
| ページ範囲 | pp.35-40 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2015-11-05 (EA, EMM) |
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