講演抄録/キーワード |
講演名 |
2015-07-14 15:40
半自動解析法を用いたPatlak plot法に基づく平均脳血流量の測定法 ○小保田智彦(岐阜大)・多湖博史(岐阜日赤)・原 武史・福岡大輔(岐阜大)・片渕哲朗(岐阜医療科学大)・後藤裕夫(岐阜日赤)・藤田広志(岐阜大) MI2015-36 |
抄録 |
(和) |
Patlak plot法は, 脳血流シンチグラフィにおいて低侵襲な平均脳血流量(mCBF)の測定法として利用される. mCBFの値の再現性は認知症の診断に重要である. しかし手動操作による大脳半球, 大動脈弓のROIの設定は、測定値の再現性に影響する. 今回我々は関心領域の設定を行うことでmCBFを算出する半自動解析法を開発した. 44症例を用いて, 5名の診療放射線技師の手動による測定値と本手法による測定値の比較を行った. その結果本手法による測定値は左脳37症例, 右脳30症例で5名の技師のばらつきの範囲内に収まり, 5名の測定者による測定値との相関は0.83から0.93であった. よって提案する本手法は手動操作による測定者間のばらつきを低減する可能性がある. |
(英) |
Patlak plot法は, 脳血流シンチグラフィにおいて低侵襲な平均脳血流量(mCBF)の測定法として利用される. mCBFの値の再現性は認知症の診断に重要である. しかし手動操作による大脳半球, 大動脈弓のROIの設定は、測定値の再現性に影響する. 今回我々は関心領域の設定を行うことでmCBFを算出する半自動解析法を開発した. 44症例を用いて, 5名の診療放射線技師の手動による測定値と本手法による測定値の比較を行った. その結果本手法による測定値は左脳37症例, 右脳30症例で5名の技師のばらつきの範囲内に収まり, 5名の測定者による測定値との相関は0.83から0.93であった. よって提案する本手法は手動操作による測定者間のばらつきを低減する可能性がある. |
キーワード |
(和) |
医用画像処理 / 脳血流シンチグラフィ / Patlak plot法 / / / / / |
(英) |
medical image processing / Cerebral blood flow scintigraphy / Patlak plot method / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 115, no. 139, MI2015-36, pp. 23-26, 2015年7月. |
資料番号 |
MI2015-36 |
発行日 |
2015-07-07 (MI) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
PDFダウンロード |
MI2015-36 |