講演抄録/キーワード |
講演名 |
2015-03-03 13:40
乳腺超音波画像における隣接領域間のテクスチャ変化の違いに基づく病変検出手法の検討 ○山﨑優大(筑波大)・岩田昌也・野里博和・高橋栄一・坂無英徳(産総研) MI2014-111 |
抄録 |
(和) |
乳腺超音波検診における乳がんの見落とし防止を目的として,病変を自動検出するコンピュータ診断支援(CAD)システムが開発されている.
従来の病変検出手法では,周囲より暗く描出される病変を検出対象としている.
しかし,従来手法は輪郭に着目して病変を検出するため,輪郭が不鮮明な病変の検出は困難であるという問題があった.
そこで本稿では,動画像として撮影される乳腺超音波画像において,病変部位の模様(テクスチャ)の変化が,正常な乳腺組織と異なることに着目し,テクスチャの変化の仕方が周囲と異なる部位を病変として検出する.
提案手法では,まず,任意の領域とその隣接領域からテクスチャの変化を表す特徴ベクトルを抽出する.
次に,着目領域とその隣接領域の違いを異常度として算出し,この異常度が高いものを病変として検出する.
実験では,4症例(腫瘤像3症例と非腫瘤性病変1症例)の病変に対して提案手法を適用して異常度を算出した.
その結果,病変部位における異常度は正常な乳腺と比較して高い傾向にあり,提案手法により病変の検出が可能であることを確認した. |
(英) |
In this paper, we propose a novel lesion detection method for breast ultrasound images.
In breast ultrasound images, the change pattern of the lesion texture is different from the breast tissue.
The proposed method detects a lesion on the basis of the difference in the change of texture in the focused region and the adjacent region.
We demonstrate lesion detection in breast ultrasound images using proposed method, and confirmed effectiveness of the method |
キーワード |
(和) |
乳腺超音波画像 / コンピュータ診断支援システム / 病変検出 / 異常検知 / / / / |
(英) |
Ultrasound Image / Computer Aided Detection / Lesion Detection / Abnormal Detection / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 114, no. 482, MI2014-111, pp. 283-288, 2015年3月. |
資料番号 |
MI2014-111 |
発行日 |
2015-02-23 (MI) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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MI2014-111 |