講演抄録/キーワード |
講演名 |
2014-11-06 08:45
エナジーハーベストを用いた橋脚モニタリングにおいて高パケット到着率を実現するスリープ期間分散手法 ○宇佐美 悠・豊田健太郎・笹瀬 巌(慶大) CS2014-57 |
抄録 |
(和) |
人が直接検査を行うことが困難な橋脚等の構造物モニタリングの実現に,太陽光や振動といった環境エネルギーを電力に変換するエナジーハーベスティング(EH: Energy Harvesting)技術が注目されている.しかしながら,環境から収集できる電力は少ないため,センサ端末は長期間パケットを受信できないスリープモードで動作し,パケット到着率が低下するという問題がある.そこで本論文では,各橋脚に複数のセンサ端末が存在し,シンクがデータを収集するモデルにおいて,橋脚内のセンサ端末が協調して充電期間を制御することで,高パケット到着率を達成する方式を提案する.提案方式では,各センサ端末は充電後に一定確率で同一橋脚内のセンサ端末に充電状態に遷移させるためのビーコン信号を送信する.これにより,各橋脚内に1 つも受信可能なセンサ端末が存在しない時間を短くし,パケット到着率を向上させる.さらに,各センサ端末は,同一橋脚内のセンサ端末が送信したパケットをオーバーヒアした後,次の橋脚内のセンサ端末に送信する.これにより,各センサ端末はパケット送信機会が増え,パケット到着率が向上する.本方式の有効性を示すため,計算機シミュレーションを用いて,各橋脚に同数のセンサ端末を配置した通常橋に加え,橋梁の中央の橋脚に向かうにつれて端末が少なくなるアーチ橋をトポロジモデルとして,パケット到着率を評価する.提案方式は従来方式と比較して,パケット到着率を向上できることを示す. |
(英) |
Energy harvesting technology which converts environmental energy e.g. solar or vibration has received much attention. In this paper, we propose asleep timing adjusting scheme to achieve the high packet delivery rate especially for the bridge structure monitoring. In the proposed scheme, each sensor sends a beacon signal which makes its neighbor sensors into the sleep state. Thereby, this way enables more sensors to be awake and improves the packet delivery ratio. In addition, each sensor broadcasts an overheard packet toward neighbors to increase the reliability. By the computer simulation, we show the efficiency of our scheme. |
キーワード |
(和) |
エナジーハーベス / 無線センサネットワーク / 橋梁モニタリング / 物のインターネット / / / / |
(英) |
Energy Harvesting / WSN / Bridge Structure Monitoring / Internet-of-Things / IoT / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 114, no. 289, CS2014-57, pp. 19-24, 2014年11月. |
資料番号 |
CS2014-57 |
発行日 |
2014-10-30 (CS) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
査読に ついて |
本技術報告は査読を経ていない技術報告であり,推敲を加えられていずれかの場に発表されることがあります. |
PDFダウンロード |
CS2014-57 |
研究会情報 |
研究会 |
CS |
開催期間 |
2014-11-06 - 2014-11-07 |
開催地(和) |
知床(北海道) |
開催地(英) |
Shiretoko (Hokkaido) |
テーマ(和) |
ブロードバンドアクセス,ホームネットワーク,ネットワークサービス,通信利用アプリケーション,一般 |
テーマ(英) |
Broadband Access Systems, Home Networks, Network Services, Applications for Communications, etc. |
講演論文情報の詳細 |
申込み研究会 |
CS |
会議コード |
2014-11-CS |
本文の言語 |
日本語 |
タイトル(和) |
エナジーハーベストを用いた橋脚モニタリングにおいて高パケット到着率を実現するスリープ期間分散手法 |
サブタイトル(和) |
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タイトル(英) |
Sleep Timing Adjusting Scheme for High Packet Delivery Rate in Bridge Monitoring by Energy Harvesting |
サブタイトル(英) |
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キーワード(1)(和/英) |
エナジーハーベス / Energy Harvesting |
キーワード(2)(和/英) |
無線センサネットワーク / WSN |
キーワード(3)(和/英) |
橋梁モニタリング / Bridge Structure Monitoring |
キーワード(4)(和/英) |
物のインターネット / Internet-of-Things |
キーワード(5)(和/英) |
/ IoT |
キーワード(6)(和/英) |
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キーワード(7)(和/英) |
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キーワード(8)(和/英) |
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第1著者 氏名(和/英/ヨミ) |
宇佐美 悠 / Yu Usami / ウサミ ユウ |
第1著者 所属(和/英) |
慶應義塾大学 (略称: 慶大)
Keio University (略称: Keio Univ.) |
第2著者 氏名(和/英/ヨミ) |
豊田 健太郎 / Kentaroh Toyoda / トヨダ ケンタロウ |
第2著者 所属(和/英) |
慶應義塾大学 (略称: 慶大)
Keio University (略称: Keio Univ.) |
第3著者 氏名(和/英/ヨミ) |
笹瀬 巌 / Iwao Sasase / |
第3著者 所属(和/英) |
慶應義塾大学 (略称: 慶大)
Keio University (略称: Keio Univ.) |
第4著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第5著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第6著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第10著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第12著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第13著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第14著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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第20著者 氏名(和/英/ヨミ) |
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講演者 |
第1著者 |
発表日時 |
2014-11-06 08:45:00 |
発表時間 |
15分 |
申込先研究会 |
CS |
資料番号 |
CS2014-57 |
巻番号(vol) |
vol.114 |
号番号(no) |
no.289 |
ページ範囲 |
pp.19-24 |
ページ数 |
6 |
発行日 |
2014-10-30 (CS) |