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講演抄録/キーワード
講演名 2014-08-13 16:05
日本語における関係節修飾のコーパス頻度
山田敏幸Douglas Roland新井 学広瀬友紀東大TL2014-35
抄録 (和) 例えば「[医師が触診している]患者の兄」のような日本語における関係節修飾曖昧性([RC] N1-GEN N2)の処理に関して、先行研究では一貫しない結果が示されている。研究によって、N1修飾選好、N2修飾選好が観察されている(例えば、Kamide & Mitchell, 1997; Miyamoto et al., 2004)。近年、Yamada et al. (2014)が、日本人はまずN1修飾を採用するが、二番目の可能な主名詞を受け取ると、N2修飾へ再解析することを例証した。なぜそのような強制されない(つまり、文法的に要求されない)再解析が観察されるのか、という問題が残っている。本研究は京都大学テキストコーパスを使い、この問題への解を探る。具体的には、N2修飾に構造的な頻度のバイアスがあるかどうかを検証する。コーパス分析の結果は、意味的にN1修飾もN2修飾も可能な場合、N2修飾がN1修飾よりも使用頻度が高いことを示した。また、Yamada et al. (2014)が使用した実験項目と類似した、N1とN2の指示対象が両方とも旧情報、唯一的存在でない場合、N2修飾へのバイアスは観察されなかった。コーパスデータは、当該構文にはN2修飾へのバイアスが存在することを示唆しており、これは強制されない再解析として観察されるN2修飾選好と整合する。だが、Yamada et al. (2014)ではN1修飾への意味的選好性が存在しても再解析が観察されており、コーパス上で観察できたN2修飾へのバイアスはさほど強くなかった。したがって、頻度バイアスが日本語における関係節修飾曖昧性の処理で観察される強制されない再解析を誘発する唯一の要因ではないことが明らかになった。 
(英) Previous studies show mixed results for the processing of relative clause (RC) association ambiguity in Japanese, as in [isi-ga syokusinsiteiru] kanzya-no ani ‘the brother of the patient (that) the doctor is palpating’, schematically represented as [RC] Noun 1 (N1)-GEN N2. Some studies show a preference for N1 association, whereas others show a preference for N2 association (e.g., Kamide & Mitchell, 1997; Miyamoto et al., 2004). Recently, Yamada et al. (2014) demonstrated that Japanese comprehenders adopt the N1 association initially but revise it to the N2 association as a second potential head noun is encountered. The question remains as to why such an unforced (i.e., syntactically not required) revision is observed. The current study sheds light on this question using Kyoto University Text Corpus, and examines whether there is a structural frequency bias towards the N2 association. The results of corpus analysis showed that when either association was semantically plausible, the frequency of N2 association was higher than that of N1 association. They also indicated no bias towards the N2 association when the referents of N1 and N2 were both discourse-new and non-unique entities, the situation most similar to the experimental items in Yamada et al. (2014). The corpus data suggest an apparent N2 bias, which is consistent with the N2 association preference observed as an unforced revision. Since the bias itself was not sufficiently strong to override the semantic preference for the N1 association manipulated in Yamada et al. (2014), the frequency bias is not the only factor that motivates an unforced revision in the processing of RC association ambiguity.
キーワード (和) 文解析における強制されない再解析 / 関係節修飾曖昧性 / 頻度効果 / 日本語 / コーパス分析 / / /  
(英) unforced revision in parsing / relative clause association ambiguity / frequency effects / Japanese / corpus analysis / / /  
文献情報 信学技報, vol. 114, no. 176, TL2014-35, pp. 127-132, 2014年8月.
資料番号 TL2014-35 
発行日 2014-08-05 (TL) 
ISSN Print edition: ISSN 0913-5685  Online edition: ISSN 2432-6380
著作権に
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技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034)
PDFダウンロード TL2014-35

研究会情報
研究会 TL  
開催期間 2014-08-12 - 2014-08-13 
開催地(和) 東京大学 駒場キャンパス 18号館ホール 
開催地(英) The University of Tokyo (Komaba) 18 Bldg. Hall 
テーマ(和) 人間の言語の処理・学習 
テーマ(英) Mental Architecture for Processing and Learning of Language 
講演論文情報の詳細
申込み研究会 TL 
会議コード 2014-08-TL 
本文の言語 英語(日本語タイトルあり) 
タイトル(和) 日本語における関係節修飾のコーパス頻度 
サブタイトル(和)  
タイトル(英) Corpus Frequency of Relative Clause Association in Japanese 
サブタイトル(英)  
キーワード(1)(和/英) 文解析における強制されない再解析 / unforced revision in parsing  
キーワード(2)(和/英) 関係節修飾曖昧性 / relative clause association ambiguity  
キーワード(3)(和/英) 頻度効果 / frequency effects  
キーワード(4)(和/英) 日本語 / Japanese  
キーワード(5)(和/英) コーパス分析 / corpus analysis  
キーワード(6)(和/英) /  
キーワード(7)(和/英) /  
キーワード(8)(和/英) /  
第1著者 氏名(和/英/ヨミ) 山田 敏幸 / Toshiyuki Yamada / ヤマダ トシユキ
第1著者 所属(和/英) 東京大学 (略称: 東大)
The University of Tokyo (略称: Univ. of Tokyo)
第2著者 氏名(和/英/ヨミ) Douglas Roland / Douglas Roland / ローランド ダグラス
第2著者 所属(和/英) 東京大学 (略称: 東大)
The University of Tokyo (略称: Univ. of Tokyo)
第3著者 氏名(和/英/ヨミ) 新井 学 / Manabu Arai / アライ マナブ
第3著者 所属(和/英) 東京大学 (略称: 東大)
The University of Tokyo (略称: Univ. of Tokyo)
第4著者 氏名(和/英/ヨミ) 広瀬 友紀 / Yuki Hirose / ヒロセ ユキ
第4著者 所属(和/英) 東京大学 (略称: 東大)
The University of Tokyo (略称: Univ. of Tokyo)
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講演者
発表日時 2014-08-13 16:05:00 
発表時間 30 
申込先研究会 TL 
資料番号 IEICE-TL2014-35 
巻番号(vol) IEICE-114 
号番号(no) no.176 
ページ範囲 pp.127-132 
ページ数 IEICE-6 
発行日 IEICE-TL-2014-08-05 


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