| 講演抄録／キーワード |
| 講演名 |
2013-11-22 15:25
結合共振型無線電力伝送における、負荷の状態による電磁界の変化に関する検討
○矢満田博之・平山 裕・菊間信良・榊原久二男（名工大） |
| 抄録 |
（和） |
近年, 携帯電話, ノートパソコンや電気自動車への充電のために, 無線電力伝送技術が注目を集めている. 実用化のためには，漏洩電磁界が生体にもたらす影響の定量的評価が必要となる．この際，負荷インピーダンスの変化や, 受電アンテナの有無が電磁界にどのような影響を及ぼすかを明らかにする必要がある. 本報告ではキャパシタ装荷短絡型ヘリカルアンテナを用いた場合の，受電アンテナの有無および結合時の使用周波数の変化によるこれらの問題について検討を行う. まず, 共振周波数における短絡型ヘリカルアンテナ単体時と結合時の電磁界の変化について着目した. その結果, 単体時の方が，結合時に比べて入力インピーダンスが低くなるため，電磁界強度は強くなることが分かった．次に，結合時における低周波モードと高周波モードの比較を行い, 送電側と受電側の電流位相がそれぞれ同位相, 逆位相になることからコイル上面において磁界の分布に違いがあることを明らかにした. 以上のことから，生体影響を評価する際は，電源・送受電アンテナ・負荷全体を考慮する必要があることを明らかにした． |
| （英） |
Recently, coupled-resonant wireless power transfer (WPT) technology is getting large interests for charge of cellular phones, notebooks and electrical vehicles. In order to put this technology into practical use, assessment of electro-magnetic field on human body is necessary. For quantitative evaluation, effect of load impedance or presence of receiving antenna on electro-magnetic field should be clarified. In this report, we investigated electro-magnetic field distribution according to the load impedance. We have elucidated that it is necessary to consider not only transmitting and receiving antenna but also load and source impedance for evaluation of human effect. |
| キーワード |
（和） |
無線電力伝送 / 結合共振 / 電磁界 / / / / / |
| （英） |
Wireless power transfer / Coupled resonance / Electro-magnetic field / / / / / |
| 文献情報 |
信学技報 |
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