講演抄録/キーワード |
講演名 |
2013-08-01 16:15
吸気温度と負荷を考慮したサーバと空調の協調制御によるデータセンター省電力化の検討 ○児玉宏喜・杉本利夫・福田裕幸・堀江健志(富士通研) CPSY2013-12 |
抄録 |
(和) |
情報化社会が発展するに連れ,データセンターで扱う情報量も増大している.データセンターの規模を問わずデータセンターの省電力化は,経済的かつ地球環境的にも喫緊の課題である.近年,サーバや空調機のそれぞれの省電力化は,ハード面,運用面で進んできた.サーバは,空調機から送風される冷気をサーバ内蔵ファンで吸い込むことにより冷却されるので,空調機の送風温度,風量,サーバ内蔵ファンの動作を連係させてデータセンター全体として制御することができれば,さらに省電力化が進められる.そのためには,空調機とサーバの状態を把握しながら,その双方を制御する協調制御のアーキテクチャが必要である.本論文では,協調制御の第一歩として,運用管理ソフトウエアが空調機の状態とサーバの状態を監視し,サーバ内蔵ファンを制御する省電力アーキテクチャを提案する.省電力運用技術を実験環境に適用して,その効果を確認した.その結果,省電力機能を有効にした場合,サーバ内蔵ファンの回転数の制御をサーバ単体に依存した通常の制御に比べて,サーバ全体の電力を約16%削減できることを実証した. |
(英) |
We propose the power saving management system in the data center. The management system monitors load of servers and ambient temperature of cold aisle. The internal fan of the server rises when an ambient temperature rises. When the server is idle state, our management system offers the feature to hold down rotation speed of server internal fan. We demonstrated that our management system achieve the power reduction about 16% compared standard operation in our container datacenter. |
キーワード |
(和) |
吸気温度 / 負荷 / サーバ / データセンター / 運用管理ソフトウエア / サーバ内蔵ファン / / |
(英) |
ambient temperature / data center / power saving / management system / server internal fan / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 113, no. 169, CPSY2013-12, pp. 13-18, 2013年8月. |
資料番号 |
CPSY2013-12 |
発行日 |
2013-07-25 (CPSY) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
PDFダウンロード |
CPSY2013-12 |