講演抄録/キーワード |
講演名 |
2012-03-16 10:15
脈拍を用いた日中における覚醒/睡眠判定方法の研究 ○仲山加奈子・鈴木琢治・土井美和子(東芝) MBE2011-136 |
抄録 |
(和) |
近年,睡眠に不満を訴える高齢者が増加している.この原因の一つとして,加齢に伴う生体リズムの変化による夜間睡眠の質的低下と日中睡眠の発生が挙げられる.これに対し,日中の活動量により夜間睡眠の質改善が見られるとの報告がある.日中の過ごし方を知ることにより,睡眠の不満を訴える高齢者への睡眠アドバイスができるのではないかと考え,日中の覚醒睡眠状態に着目し,脈拍と体動を用い,日常生活下で,客観的に覚醒睡眠状態を判定する方法についての検討を行った.
まず,日中に20歳から70歳代の被験者を居眠りしやすい環境下におき,自由に睡眠してもらう実験を行い,日中覚醒睡眠状態の特徴として,寝ていても瞬間的に目覚める覚醒反応と,起きていても瞬間的に寝てしまう瞬眠があることをつきとめた.また,脈拍間隔は,覚醒反応時に,短時間の短縮と回復が見られ,瞬眠時に,短時間の増長と回復が見られることが明らかとなった.これらの特徴を利用し,脈拍より覚醒反応と瞬眠を検出することのできる日中覚醒睡眠判定方法を提案した.さらに,提案手法を実験で得られた被験者のデータに適用したところ,70%の一致率で,日中覚醒眠判定を行うことができた. |
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キーワード |
(和) |
日中睡眠 / 脈拍 / / / / / / |
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文献情報 |
信学技報, vol. 111, no. 482, MBE2011-136, pp. 157-160, 2012年3月. |
資料番号 |
MBE2011-136 |
発行日 |
2012-03-07 (MBE) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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