抄録 |
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NHK放送技術研究所では,次世代地上放送でスーパーハイビジョンなど大容量コンテンツのサービスを実現するために,UHF帯を使用する大容量無線伝送技術の研究を進めている.[1] 偏波MIMO伝送では偏波間の伝搬路特性の違いにより,平均ビット誤り率特性が劣化することが,これまでの実験で確認されている.[2] 今回,周波数インターリーブと偏波間インターリーブを合わせて行う多次元インターリーブを考案し,その改善効果を計算機シミュレーションによって検証したので報告する.
[1]朝倉慎悟,村山研一,田口誠,蔀拓也,渋谷一彦:” 次世代地上放送に向けた伝送技術-4096QAM-OFDMの伝送特性-“, ITE Technical report,Vol.35,No.10,pp43-46(Feb.2011)
[2]蔀拓也,村山研一,田口誠,朝倉慎悟,渋谷一彦,”次世代地上放送に向けた伝送技術‐円・斜め偏波を用いた偏波MIMO伝送実験‐”,ITE Technical report Vol.35,No.13,Mar.2011 |