講演抄録/キーワード |
講演名 |
2011-03-11 13:00
限定された採血量の血液を対象とした開放終端同軸プローブによる複素比誘電率の測定 ○武田 明(中部大技術医療専門学校)・高田和之(豊田高専)・長尾尋智(岩倉病院)・王 建青・藤原 修(名工大) EMCJ2010-121 |
抄録 |
(和) |
開放終端型同軸プローブ(以下,プローブ)は,サンプルの複素比誘電率を手軽に測定できる半面,半無限均質媒質を対象としているため,プローブ端面からサンプルの厚さや端面に対するサンプルの大きさが測定精度に及ぼす影響には不明の部分が多い.筆者らは先に,口径20.9mmのプローブで純水の複素比誘電率を200MHzから6GHzに亘って測定し,Udoの実験式による計算値を真値として液量に対する相対誤差を求めた結果,測定容器の口径が測定結果に及ぼす影響は小さく,容器の口径を35mmとした場合は液面から底面までの距離を2mm以上に取れば,1.9ミリリットル程度の液量で真値に対する実部の相対誤差は±0.5%,虚部のそれは±7%以内に収まることを明らかにした.本稿では,上述の知見に基づき,口径20mm,深さ8mmのシリンジで健常者と透析治療を要する被験者を対象として,2.5 ml採血量の血液の開放終端同軸プローブによる複素比誘電率を測定し,Cole-Coleパラメータの透析前後並びに健常者との平均値の検定を行い,5%水準で統計的有意性を示すことができた. |
(英) |
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キーワード |
(和) |
開放終端同軸プローブ / 血液 / 透析 / 複素比誘電率 / 統計的検定 / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 110, no. 470, EMCJ2010-121, pp. 17-20, 2011年3月. |
資料番号 |
EMCJ2010-121 |
発行日 |
2011-03-04 (EMCJ) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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