講演抄録/キーワード |
講演名 |
2011-02-18 10:30
時空間正則化を用いた正準相関分析による部分マッチング法 ○児玉吉晃(筑波大)・小林 匠・大津展之(産総研)・福井和広(筑波大) PRMU2010-223 |
抄録 |
(和) |
複数の静止画像あるいは動画像が与えられた場合,それらの間で類似している領域を探し出すという部分マッチングの問題は,実用上のニーズも高く認識問題にとっても基本的な問題である.本稿では正準相関分析をベースにした部分マッチング法を提案する.提案法では,(動)画像を時空間的な局所領域から,それぞれ特徴ベクトルを抽出し,1枚の(動)画像を複数の特徴ベクトルの集合として表す.これらの特徴ベクトル集合に正準相関分析を適用して,その際に得られる特徴ベクトルに対する重みに基づいて類似領域を抽出することで部分マッチングを行う.しかしながら,正準相関分析を単純に適用するだけでは,特徴ベクトル集合内での関係性をほとんど考慮していないために,高精度で安定な部分マッチングを実現することは難しい.そこで,提案法では正準相関分析に時空間における特徴ベクトルの連続性を考慮する正則化を導入する.この時空間正則化を導入した正準相関分析を部分マッチングに適用することで,高精度な部分マッチングが実現できることを物体検出と動作検出の実験において確認した. |
(英) |
It is a fundamental and important procedure to detect similar regions from some images or videos. We propose a novel method for partial matching in the framework of canonical correlation analysis (CCA) incorporating the regularization based on spatio-temporal continuity. The proposed method can detect matched spatio-temporal regions without explicitly segmenting those. In experiments, we applied the method to motion detection and object detection and confirmed the effectiveness. |
キーワード |
(和) |
部分マッチング / 正準相関分析 / 時空間正則化 / 物体検出 / 動作検出 / / / |
(英) |
Partial Matching / Canonical Correlation Analysis / Spatio-temporal Regularization / Object Detection / Motion Detection / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 110, no. 414, PRMU2010-223, pp. 99-104, 2011年2月. |
資料番号 |
PRMU2010-223 |
発行日 |
2011-02-10 (PRMU) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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PRMU2010-223 |