講演抄録/キーワード |
講演名 |
2010-05-14 11:00
頭部X線CT画像における脳梗塞の異常所見に関する統計解析 ○大島一輝・原 武史・周 向栄(岐阜大)・坂下惠治(阪府泉州救命救急センター)・村松千左子・藤田広志(岐阜大) IE2010-36 PRMU2010-24 MI2010-24 |
抄録 |
(和) |
急性期脳梗塞にはt-PA(tissue plasminogen activator)静注療法が有効とされている.しかし,合併症の危険から頭部CT画像の読影によって脳出血や広範囲のEarly CT sign(以下ECS)の存在を否定することが治療施行の判断基準である.本研究では正常脳とECSのCT値を解析し,その統計的な違いを検討した.ここでは,まず正常な頭部CT画像60症例を位置合わせし,各座標においてCT値の平均値と標準偏差が保存される正常脳モデルを構築した.次に,解析領域のCT値を構築した正常脳モデルを用いて標準化し,正常脳モデルと比較した.ECSが存在する脳梗塞症例18症例についてZ scoreを算出した結果,ECS領域のZ scoreは正常群のそれと比較して有意な差を示した.以上からZ scoreによるECS領域と正常群との判別が可能であると結論づけた. |
(英) |
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キーワード |
(和) |
t-PA静注療法 / 急性期脳梗塞 / X線CT画像 / 救急医療 / 早期虚血サイン / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 110, no. 28, MI2010-24, pp. 127-130, 2010年5月. |
資料番号 |
MI2010-24 |
発行日 |
2010-05-06 (IE, PRMU, MI) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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