講演抄録/キーワード |
講演名 |
2010-03-01 16:50
大規模センサネットワークを考慮したデータの収集・加工・再配信可能なContent-Based Networkの提案と実装 ○木村眞吾(奈良先端大)・松浦知史(奈良先端大/NICT)・落合秀也(東大/NICT)・藤川和利(奈良先端大)・砂原秀樹(慶大) SITE2009-54 IA2009-106 |
抄録 |
(和) |
近年,至るところにセンサが設置されている.そのため,これらのセンサデータを管理するための大規模センサデータ共有基盤が必要とされている.そこで,大量のセンサデータを分散管理し,検索・活用するための共有基盤がいくつか提案されている.
既存の大規模センサデータ共有基盤では,センサの生データを分散管理している.それに加えて,注意報・警報,体感温度,不快度指数,天気予報などの複雑な計算過程が必要なデータが求められている.また,特定の閾値を超えた場合に通知を行うPush型配信も要求されている.以上の機能を実現するにあたって,継続して発生する大量のセンサデータを用いた計算処理を行う事が困難となる.同時に,加工されたデータがどのような元データから生成されているか確認できる手段も求められる.例えば,加工データの元データにアクセス可能とすることで,加工データの信頼性を高めたり,加工データの異常を発見した場合に原因を探す手段として利用される.
そこで本研究では,Push型配信,およびデータの加工・処理が可能なネットワークの実現のため,Pub/Subシステムの一つであるContent-Based Network上にデータの収集・加工・再配信が可能なデータ処理コンポーネントを配置することを提案する.本ネットワークは複雑な計算過程を大量に実行するため,計算処理の過程を分割し再配置することで負荷を分散させた.また,加工されたデータがどのような元データから生成されているか確認できるようにするため,計算処理の流れを逆に辿る機能を備えた.この機能により,加工データの信頼性の向上や,異常データの原因究明に利用することが可能となる.以上の機能を備えるPush型配信,およびデータの加工・処理が可能なネットワークの提案を行い,評価を示す. |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
Content-Based Network / 大規模センサネットワーク / publish/subscribeシステム / 負荷分散 / / / / |
(英) |
Content-Based Network / Large scale sensor network / publish/subscribe system / load balancing / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 109, no. 438, IA2009-106, pp. 135-140, 2010年3月. |
資料番号 |
IA2009-106 |
発行日 |
2010-02-22 (SITE, IA) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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