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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2009-11-12 15:10 不完全なTraceroute情報を用いたAS Pathの推測方法 ○冨田優子・中尾彰宏（東大）  NS2009-106 |
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| 抄録 | （和） | インターネットにおけるエンドシステム間の経路を調べるためには，通常tracerouteを用いる ことが多いが，このtracerouteの返す情報は，不完全であることが多い． これは，セキュリティポリシーにより，ルータにtracerouteのUDPパケットが届いた場合に， その応答であるICMPパケットを生成しないためである． これは，インターネットが選択する通常利用する経路の計測がtracerouteでは不完全であることを意味する． 一方，インターネットの経路情報は，通常の経路とは異なる代替経路(disjoint path)を探索するための 基本情報として重要である．オーバーレイルーティングを利用した代替経路の利用は， リンク障害に素早く対応し，インターネットの経路の堅牢性を向上するなどの応用がある． そこで本稿では，ルータレベルでの不完全な経路情報から完全な経路情報を推測することは 一般に困難であることや，代替経路を検索するためにはASレベルの情報で十分な場合が 多いことなどの理由から，不完全なtraceroute情報からASレベルでの完全な経路を推測する手法を提案する． 本手法は，ASペア間のピアの関係を調べることにより，tracerouteでICMPパケットの戻らない ルータ(しばしばアスタリスクとして表示される)が属するASを推測する． また，我々はサブネットの異なる191のPlaneLabのノードから得られたtracerouteの結果と ASのピアリングの関係を用いて，不完全なtracerouteのサンプルの71.4%に対してデフォルト の経路またはその候補を特定することを示す． |
| （英） | Some routers in the Internet will not generate ICMP packets in response to UDP packets destined to unopened ports due to security policies, which results in incomplete traceroutes observed at end hosts. This means that we may not be able to measure the paths that the Internet selects and thus becomes an obstacle to discovering AS-代替経路 between a given pair of end systems, which aims to make the communication between them resilient to link failures by having a back-up route. In this paper, we propose a method to infer an AS path from an incomplete traceroute. Our method infers missing router responses (often denoted as asterisks) by carefully observing peering relationship between a pair of ASes. Examining traceroute results obtained from 191 PlanetLab nodes that belong to different subnets and using AS peering relationships obtained from BGP tables of several routers, we have shown that our method can successfully identify AS paths 71.4% of the cases. |
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| キーワード | （和） | disjoint path / traceroute / ASピアリング / BGPテーブル / PlanetLab / / / |
| （英） | disjoint path / traceroute / AS peering / BGP table / PlanetLab / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 109, no. 273, NS2009-106, pp. 17-22, 2009年11月. | |
| 資料番号 | NS2009-106 | |
| 発行日 | 2009-11-05 (NS) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | NS2009-106 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | CQ NS ICM |
| 開催期間 | 2009-11-12 - 2009-11-13 |
| 開催地（和） | 金沢工業大学 |
| 開催地（英） | Kanazawa Institute of Technology (Ishikawa) |
| テーマ（和） | 次世代・新世代ネットワークアーキテクチャ，トラヒック計測・制御，サービス品質，ネットワーク管理，一般 |
| テーマ（英） | NGN and NwGN Architecture, Traffic Measurement and Control, Quality of Service, Network Management, general areas |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | NS |
| 会議コード | 2009-11-CQ-NS-ICM |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 不完全なTraceroute情報を用いたAS Pathの推測方法 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Inferring an AS Path from an incomplete Traceroute |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | disjoint path / disjoint path |
| キーワード(2)（和/英） | traceroute / traceroute |
| キーワード(3)（和/英） | ASピアリング / AS peering |
| キーワード(4)（和/英） | BGPテーブル / BGP table |
| キーワード(5)（和/英） | PlanetLab / PlanetLab |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 冨田 優子 / Yuko Tomita / トミタ ユウコ |
| 第1著者 所属（和/英） | 東京大学 (略称： 東大) The University of Tokyo (略称： Univ. of Tokyo.) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 中尾 彰宏 / Akihiro Nakao / |
| 第2著者 所属（和/英） | 東京大学 (略称： 東大) The University of Tokyo (略称： Univ. of Tokyo.) |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2009-11-12 15:10:00 |
| 発表時間 | 20分 |
| 申込先研究会 | NS |
| 資料番号 | NS2009-106 |
| 巻番号（vol） | vol.109 |
| 号番号（no） | no.273 |
| ページ範囲 | pp.17-22 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2009-11-05 (NS) |
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