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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2009-10-30 09:50 視空間歪曲の時間的遷移 ○山田祐樹・三浦佳世・河邉隆寛（九大）  HIP2009-83 |
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| 抄録 | （和） | 定位標的に先行して標的近辺に手がかり刺激が呈示された場合，知覚される標的位置は手がかり位置から遠ざかる (注意反発)．一方で，標的は手がかり方向に偏って誤定位されることもある (注意牽引)．また手がかりが呈示されなくとも，標的は中心窩方向へ偏って定位される傾向にある (中心窩バイアス)．本研究では，これら3つの現象が標的消失後の保持期間の長さに従って個別に生じる空間定位の歪みであると考え，これらがどのような順序で生起するかを検討した．具体的には，プローブによる相対位置判断課題を用い，標的・プローブ間の刺激点燈時間差 (SOA) を3種類設け操作した (0, 550, および1250 ms). 結果として，SOAが0 msの際に注意反発が生じ，次にSOAが550 ms以降になると中心窩バイアスが生じ，SOAが1250 msになると注意牽引が生じることが明らかになった (実験1)．また，注意牽引が必ずしも注意反発の生起を前提としないことも分かった (実験2)．これらの結果は，標的位置の知覚の段階で注意反発が生じ，その後標的の位置情報が記憶過程において中心窩バイアスと注意牽引の二重の歪みに曝されることを示唆する． |
| （英） | When a leading cue stimulus is presented near a subsequent target, the perceived location of the target is displaced from the cue (attentional repulsion). On the other hand, a target is sometimes mislocalized toward the cue (attentional attraction) or fovea (foveal bias). In the present study, we assumed that these three mislocalizations were the individual spatial distortion depending on a retention interval after seeing the target, and then we sought how the order of these mislocalizations was. We used a relative location judgment task and manipulated the stimulus-onset asynchrony (SOA) between the target and the probe across three lengths (0, 550, and 1250 msec). The results of Experiment 1 showed that attentional repulsion occurred with SOA of 0 ms, and next, foveal bias occurred with SOA of 550 ms, and finally, attentional attraction occurred with SOA of 1250 ms. Moreover, Experiment 2 demonstrated that attentional attraction occurred without prior attentional repulsion. These results suggest that attentional repulsion occurred at the perceptual stage and location information of the target is exposed to dual distortion of foveal bias and attentional attraction at the memory stage. | |
| キーワード | （和） | 注意 / 定位 / 空間記憶 / 空間手がかり / / / / |
| （英） | Attention / Localization / Spatial memory / Spatial cueing / / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 109, no. 261, HIP2009-83, pp. 51-56, 2009年10月. | |
| 資料番号 | HIP2009-83 | |
| 発行日 | 2009-10-22 (HIP) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | HIP2009-83 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | HIP |
| 開催期間 | 2009-10-29 - 2009-10-30 |
| 開催地（和） | 九州大学西新プラザ |
| 開催地（英） | Kyushu Univ. |
| テーマ（和） | 視知覚とその応用，一般 |
| テーマ（英） | |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | HIP |
| 会議コード | 2009-10-HIP |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 視空間歪曲の時間的遷移 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Temporal transition of visuospatial distortion |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 注意 / Attention |
| キーワード(2)（和/英） | 定位 / Localization |
| キーワード(3)（和/英） | 空間記憶 / Spatial memory |
| キーワード(4)（和/英） | 空間手がかり / Spatial cueing |
| キーワード(5)（和/英） | / |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 山田 祐樹 / Yuki Yamada / ヤマダ ユウキ |
| 第1著者 所属（和/英） | 九州大学 (略称： 九大) Kyushu University (略称： Kyushu Univ.) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 三浦 佳世 / Kayo Miura / ミウラ カヨ |
| 第2著者 所属（和/英） | 九州大学 (略称： 九大) Kyushu University (略称： Kyushu Univ.) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | 河邉 隆寛 / Takahiro Kawabe / ワタナベ タカヒロ |
| 第3著者 所属（和/英） | 九州大学 (略称： 九大) Kyushu University (略称： Kyushu Univ.) |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2009-10-30 09:50:00 |
| 発表時間 | 20分 |
| 申込先研究会 | HIP |
| 資料番号 | HIP2009-83 |
| 巻番号（vol） | vol.109 |
| 号番号（no） | no.261 |
| ページ範囲 | pp.51-56 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2009-10-22 (HIP) |
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