講演抄録/キーワード |
講演名 |
2009-09-14 14:00
ソフトウェア開発演習のためのチーム編成 ~ PMのタイプを考慮したチーム編成法の評価 ~ ○白川清美・山本詩織・千葉亮太・橋浦弘明・古宮誠一(芝浦工大) KBSE2009-20 |
抄録 |
(和) |
芝浦工業大学情報工学科3年生を対象とした2006年のソフトウェア開発演習では,チーム編成の最適化により,役割を遂行する能力を持つ学生達を各チームに分散させて割り当てると,演習課題達成のために活躍してくれると期待した各学生が,実際の演習授業でもそれぞれのチームで活躍し,全てのチームにおいて1人の中途脱落者もなく演習課題を達成できたことを白川ら[1]が確認した。しかし,一部の学生におけるモチベーションの低さが,チーム内メンバーのコミュニケーション不足を招いたことが分かった。そこで,著者らは,「各学生のモチベーションは,プロジェクトマネージャ(Project Manager,以後, PMと記す)のタイプと各メンバーが望むPMのタイプとが一致するかにより決まる」との仮説を立てた。
ソフトウェア開発のためのチームには, PMのほか,各メンバーが担う役割があるので,各メンバーの役割分担を決定するための役割遂行能力を表す代用特性と各役割との関係(式)を共分散構造分析により求めた。求めた関係式を基に,PMタイプ別の所属メンバーを決定するとともに,各メンバーの役割分担とチーム編成を行った。この結果として, 演習経験のない学生のチーム編成において, PMタイプを考慮することで, チームのメンバー相互における協調性の高いチーム編成が実現できることを確認したと述べている。 |
(英) |
After thorough evaluation of the previous study conducted in 2006, Shirakawa, et al. took their study to the next stage [1]. In the software development exercise, each team is comprised of a project manager (PM) and his team members. As the PM and the team members have their individual style to perform their own role, Shirakawa, et al. considered that the combination of the PM and team members might be the key factor that may influence team formation. This paper examines and proposes the most efficient team formation method. |
キーワード |
(和) |
構造方程式モデル / チーム編成 / 役割分担 / PMタイプ / PBL / / / |
(英) |
Structural Equation Models / Team Formation / Sharing Roles / Type of Project Managers / Project Based Learning / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 109, no. 196, KBSE2009-20, pp. 19-24, 2009年9月. |
資料番号 |
KBSE2009-20 |
発行日 |
2009-09-07 (KBSE) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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KBSE2009-20 |
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