講演抄録/キーワード |
講演名 |
2009-03-11 14:20
統計的手法を用いた神経軸索の形態予測 ○内海将人・作村諭一(奈良先端大)・福西昭子・山本亘彦(阪大)・石井 信(京大) NC2008-108 |
抄録 |
(和) |
脳の諸機能は,膨大な数の神経細胞が機能的な回路網を構成することで実現されている.このような巨大な回路網の配線は,主として神経の軸索形成機能によって行われる.軸索の最終的な形態決定における重要な要因は細胞外に存在する様々な誘導因子であり,軸索の先端部にある成長円錐がこれらの分子を認識する.しかし,この軸索誘導機構については不明な点が多く,また生物学的実験により機構のすべてを同定する事は現時点では極めて困難である.そこで生物学的実験を補うための数理的な解析方法の確立が重要となる.本研究では視床-大脳皮質における
軸索投射系に注目し,軸索伸長と誘導因子との関係性を推定した.また,この関係性推定において生物学的に新規の知見を抽出するために,誘導因子から形態形成に至るまでの大局的な機構に関するモデルを導入した.これにより,軸索誘導機構は活性と抑制の両効果の相互作用により駆動している可能性を示唆し,同時に生物実験において誘導因子の種類と濃度に関する実験計画の指標を示した. |
(英) |
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キーワード |
(和) |
軸索 / 成長円錐 / 誘導因子 / 対数正規分布 / MAP 推定 / / / |
(英) |
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文献情報 |
信学技報, vol. 108, no. 480, NC2008-108, pp. 31-36, 2009年3月. |
資料番号 |
NC2008-108 |
発行日 |
2009-03-04 (NC) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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