講演抄録/キーワード |
講演名 |
2009-01-24 17:40
発達障害児の情報モラル教育における実践課題 ○江田裕介(和歌山大)・一ツ田啓之(和歌山大教育学部附属特別支援学校) ET2008-92 |
抄録 |
(和) |
携帯電話の普及により障害のある児童生徒の間においても電子メールやインターネットの利用は急速に拡大している。特別支援学校の児童生徒を対象とした調査では、知的障害の高等部生徒の37%が携帯電話を所有し、友人とのメール交換を中心に、音楽ダウンロードや、サイト検索など多様に利用されていた。しかし過半数の生徒は家庭で利用のルールを話し合ったことがなく、学校においても指導はほとんど行われていない。一方、携帯電話やインターネットの利用にともなうトラブルが多く報告されるようになり、発達障害の認知特性と関連した問題傾向が見られる。近年、障害児においても情報手段を利用する技能的適性は高まっているが、情報モラルなど態度適性が未発達な状況にあり、そのギャップが問題要因の一つと考えられる。発達障害のある児童生徒が情報化社会へ適切に参加していくために情報モラル教育の実践課題を検討していくことが急務であろう。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
発達障害 / 情報モラル教育 / 特別支援教育 / / / / / |
(英) |
Developmental Disabilities / Moral Education for IT Communication / Special Education / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 108, no. 406, ET2008-92, pp. 105-109, 2009年1月. |
資料番号 |
ET2008-92 |
発行日 |
2009-01-17 (ET) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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ET2008-92 |