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| 講演抄録／キーワード | ||
| 講演名 | 2008-12-18 15:55 視覚パターンの空間位置記憶における好みの影響の多様性 ○高橋純一・河地庸介・行場次朗（東北大）  HIP2008-130 |
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| 抄録 | （和） | 本研究は，ドットパターンについて形成された好みが，ドットの位置記憶に及ぼす影響について検討した。初めに，5 個 (実験 1)，7 個 (実験 2)，9 個 (実験 3) のドットからなるパターンを用いて記憶再生課題を行なった。再生後に，偶発的に行われた好み評定課題の結果から各パターンを「好き」，「中程度」，「嫌い」に分類して好みの影響を分析した。その結果，実験 1 では「好き」と「中程度」なパターンが「嫌い」なものより再生成績が良かったが，実験 2 では有意な差はなく，実験 3 では逆に「嫌い」なパターンにおいて最も再生成績が良かった。以上より，記憶再生に及ぼす好みの影響は，パターンを構成するドット数に特異的である可能性が示唆された。さらに，この特異性が各ドットパターンの意味処理レベルの差異によって説明可能であるか，セマンティック・ディファレンシャル法を用いて検討した。因子分析の結果，形態的簡潔性因子，評価性因子，力量性因子の 3 因子が抽出され，各ドットパターンについて平均因子得点を比較した。その結果，5 パターンと 7 パターン，9 パターンとの間に有意差が認められたが，7パターンと9パターンの間には認められなかった。したがって，ドット数の違いによる印象評定の差異は明確ではなく，ドット数に依存した好みの影響の特異性は，印象評定や意味処理レベルでは見られない可能性が示唆された。 |
| （英） | We examined the effect of preference for dot-patterns on location memory. Observers were asked to recall the locations of five dots (Experiment 1), seven dots (Experiment 2) and nine dots-pattern (Experiment 3) constituting patterns. And then they rated the preference of dot-patterns on a five-point scale. We classified dot-patterns as “like”, “neutral” and “dislike” patterns, based on preference rating scores. As a result, memory performance of the “like” and “neutral” rated dot-patterns was better than that of the “dislike” dot-patterns in Experiment 1, and in Experiment 2, there was no significant difference of three preference class. Moreover, performance in Experiment 3 was the best for the “dislike dot-patterns”. From the results mentioned above, it was suggested that the effect of preference on location memory for dots were depending on the number of the dots constituting patterns. Moreover, we examined whether this dependence on dot number can be explained by semantic level differences of dot patterns, using semantic differential (SD) method. By factor analysis with varimax rotation, three factors (Morphological factor, Evaluation factor and Potential factor) were extracted. The factor scores of dot-patterns were compared; there were significant differences between five dots-patterns and seven and nine dots-pattern but no significant differences between seven dots-patterns and nine dots-patterns. Therefore, we suggested that the preference effect on location memory may be obtained at the levels of perceptual processing, rather than semantic processing. | |
| キーワード | （和） | 好み / 視覚パターン / 空間位置記憶 / 因子分析 / / / / |
| （英） | Preference / Visual pattern / Location memory / Factor analysis / / / / | |
| 文献情報 | 信学技報, vol. 108, no. 356, HIP2008-130, pp. 41-46, 2008年12月. | |
| 資料番号 | HIP2008-130 | |
| 発行日 | 2008-12-11 (HIP) | |
| ISSN | Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 | |
| 著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します．(許諾番号：10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) | |
| PDFダウンロード | HIP2008-130 |
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| 研究会情報 | |
| 研究会 | HIP |
| 開催期間 | 2008-12-18 - 2008-12-19 |
| 開催地（和） | 東北大学電気通信研究所 |
| 開催地（英） | RIEC |
| テーマ（和） | マルチモーダル・感性情報処理の基礎と応用，一般 |
| テーマ（英） | |
| 講演論文情報の詳細 | |
| 申込み研究会 | HIP |
| 会議コード | 2008-12-HIP |
| 本文の言語 | 日本語 |
| タイトル（和） | 視覚パターンの空間位置記憶における好みの影響の多様性 |
| サブタイトル（和） | |
| タイトル（英） | Diverse modulation of location memory for visual patterns by preference |
| サブタイトル（英） | |
| キーワード(1)（和/英） | 好み / Preference |
| キーワード(2)（和/英） | 視覚パターン / Visual pattern |
| キーワード(3)（和/英） | 空間位置記憶 / Location memory |
| キーワード(4)（和/英） | 因子分析 / Factor analysis |
| キーワード(5)（和/英） | / |
| キーワード(6)（和/英） | / |
| キーワード(7)（和/英） | / |
| キーワード(8)（和/英） | / |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） | 高橋 純一 / Junichi Takahashi / タカハシ ジュンイチ |
| 第1著者 所属（和/英） | 東北大学 (略称： 東北大) Tohoku University (略称： Tohoku Univ.) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） | 河地 庸介 / Yousuke Kawachi / カワチ ヨウスケ |
| 第2著者 所属（和/英） | 東北大学 (略称： 東北大) Tohoku University (略称： Tohoku Univ.) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） | 行場 次朗 / Jiro Gyoba / |
| 第3著者 所属（和/英） | 東北大学 (略称： 東北大) Tohoku University (略称： Tohoku Univ.) |
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| 講演者 | 第1著者 |
| 発表日時 | 2008-12-18 15:55:00 |
| 発表時間 | 25分 |
| 申込先研究会 | HIP |
| 資料番号 | HIP2008-130 |
| 巻番号（vol） | vol.108 |
| 号番号（no） | no.356 |
| ページ範囲 | pp.41-46 |
| ページ数 | 6 |
| 発行日 | 2008-12-11 (HIP) |
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