講演抄録/キーワード |
講演名 |
2008-06-20 15:45
ヒト運動単位発射列の周波数スペクトルに関する数理的考察 ○牛場潤一・正門由久(慶大) MBE2008-18 |
抄録 |
(和) |
ヒトが骨格筋を弱収縮させているとき,ヒト運動単位はおよそ10 Hz程度で発火を繰り返す.このとき,該当骨格筋を支配する体性感覚運動野の直上から記録した脳波との間には15-30 Hzで有意なコヒーレンスが認められることが知られており,脳から筋に対する運動指令を表現しているものと解釈されている.しかし両者の周波数は異なり,これらの実験的事実を合理的に説明する理論的枠組みが未整備であるため,生理学的な解釈にはなお不明な点がある.本研究では,不等間隔にサンプルされたデータ点列に対する離散フーリエ変換について数理的な考察をおこない,サンプル周波数が低域であっても,一様乱数に揺らぐ場合には,高域に存在する入力周波数が正確に推定できることを見出した.更に,ヒトを対象とした生理実験をおこなったところ,運動単位発射は数理的に予想された制約条件の範囲で揺らいで活動していることが確認された. |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
運動単位 / スペクトル解析 / Hodgkin-Huxley方程式 / / / / / |
(英) |
Motor unit / Spectrum analysis / Hodgkin-Huxley Equation / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 108, no. 98, MBE2008-18, pp. 23-24, 2008年6月. |
資料番号 |
MBE2008-18 |
発行日 |
2008-06-13 (MBE) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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