講演抄録/キーワード |
講演名 |
2007-07-19 11:35
キーストロークの統計情報を利用した個人認証手法の提案 ○片岡祥啓・宮本貴朗・青木茂樹・泉 正夫・福永邦雄(阪府大) ISEC2007-19 SITE2007-13 |
抄録 |
(和) |
これまでに提案されているキーストロークを利用した個人認証の研究では,キーが押されていた時間を比較したり,パスワードを打つリズムを意図的に作り出すことによってユーザ認証を行っていた.しかし,これらの手法はパスワードなどの定型文には有効であるが,自由な文章(非定型文)を用いた場合は,定型文に比べ大幅に減少するため識別率が大きく低下するという問題があった.本稿では,非定型文を用いた場合にもユーザの特徴を的確に捉え,個人認証を行うことができる手法を提案する.まず,キーストロークの特徴として,連続する二文字(二連字)を押した時の時刻と離した時の時刻から計算できる各種の時間を特徴として抽出する.次に,二連字の種類ごとにその特徴の平均値で昇順に並べる.そして,その並び方と予め作成しておいたプロファイルの並び方をKendallの順位相関係数で比較する.さらに,二連字が押されていた時間をプロファイルデータに登録されている時間と比較することにより個人を識別する. |
(英) |
In this paper, we propose a new user authentication method based on statistical analysis of keystrokes. First of all, we measure the time a key pressed and the time a key released, and compute the feature of keystrokes using digraph (typing keys of two successive letters). Next, we sort the typing samples of the digraphs by their duration, and compare the sorted samples with the profile data collected in advance by using kendall tau rank correlation coefficient. We have performed experiments by this method and have attained good results. |
キーワード |
(和) |
バイオメトリクス / キーストローク / 個人認証 / / / / / |
(英) |
Biometrics / Keystrokes / User authentication / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 107, no. 140, ISEC2007-19, pp. 23-30, 2007年7月. |
資料番号 |
ISEC2007-19 |
発行日 |
2007-07-12 (ISEC, SITE) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
技術研究報告に掲載された論文の著作権は電子情報通信学会に帰属します.(許諾番号:10GA0019/12GB0052/13GB0056/17GB0034/18GB0034) |
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