講演抄録/キーワード |
講演名 |
2007-06-21 13:00
スロット板交換型周波数帯選択逆相給電一層構造導波管スロットアレーアンテナ ○常光康弘・吉田吾朗(日本無線)・張 淼・広川二郎・安藤 真(東工大) AP2007-37 |
抄録 |
(和) |
一層構造逆相給電導波管スロットアレーアンテナは、スロット板と導波管ベースをネジ止めする簡易な構造で準ミリ波、ミリ波帯において使用可能である。しかしながら、従来、比較的帯域が狭いという問題点があった。
広帯域のアンテナが求められるが、固定無線アクセス(Fixed Wireless Access)として用いる場合、一つのチャンネル毎にはそれほど広帯域性は求められない。そこで、狭帯域である導波管スロットアンテナをスロット板のみを取り替えることにより経済的に希望周波数帯域内で利得低下を最小限に抑える。
将来の量産時には導波管ベースはダイキャストにより、大量生産し低コスト化を図る。それに対してスロット板は、打ち抜き加工又はエッジング処理等によりスロット長及びスロット配置等を変更したスロット板を少数生産可能である。
そこで、導波管ベースは共通に用い、被せるスロット板のみを希望する周波数帯に応じ、各々設計する。それを選択して組み合わせることにより、従来よりも広い範囲で、希望周波数帯域内にて利得低下を最小限に抑えることが可能な構造となる。
通常、スロットアレーは給電導波管からの配置開始位置が同じになる。しかし本提案の場合は、周波数変化による管内波長変化による影響を考慮して、隣接するリニアアレーの相対位置は変化している。
有限要素法による解析及び実験は良好に一致し、利得の低下が導波管ベースの中央設計周波数よりf0±450MHzにて0.2dB程度の利得低下に抑えられることが確認できた。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
導波管 / スロットアレー / 周波数帯選択 / 利得 / アンテナ / 一層構造 / 広帯域 / |
(英) |
waveguide / slot array / multi-frequency operation / gain / antenna / single-layer / wide-band / |
文献情報 |
信学技報, vol. 107, no. 97, AP2007-37, pp. 35-39, 2007年6月. |
資料番号 |
AP2007-37 |
発行日 |
2007-06-14 (AP) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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AP2007-37 |