講演抄録/キーワード |
講演名 |
2006-12-22 17:15
[特別講演]歴史的衛星通信開発 ~ 世界初あるいは記念碑的衛星 ~ ○大森慎吾(NICT) SANE2006-118 SAT2006-57 |
抄録 |
(和) |
1957年、人類初の人工衛星が宇宙空間を飛翔してから来年2007年で50年が経過する。今日に至るまで、世界中で多くの衛星が打上げられてきた。この間、衛星は大型化し、それに伴い地上基地局は小型してきて固定衛星サービスから移動体、さらには携帯端末まで可能となってきた。地上系がアナログ通信の時代に衛星通信がデジタル技術の開発を先導してきた。衛星の大型化、大電力化とともに通信衛星の機能も、単なる周波数変換、増幅(スルーリピータ)から衛星上で再生変復調や交換機能等をもったいわゆるインテリジェント衛星が研究開発されてきた。
しかし、近年、光ファイバーや携帯電話、無線LANなど地上系通信システムの急速な発展普及とともに衛星の研究開発は世界的に極めて低調である。衛星の研究開発が地上システムの研究開発を牽引していた時代は終わったとも思われるが、過去を振り返ると衛星が通信、放送分野の新技術を先導してきたのである。
日本も、世界なレベルの研究開発衛星を行ってきたが2007年12月に打上げ予定のETS-VIII、2008年打上げ予定のWINDSに続く通信放送分野の研究開発計画はない。米国も1993年のACTS衛星以降ないし、欧州も同様に2001年のARTEMIS衛星を最後に具体的計画がない。
本稿では、通信放送分野での世界初あるいは記念碑的な研究開衛星の歴史の流れを紹介するとともに、今後の展望について述べることとしたい。 |
(英) |
The first and epoch making satellites in the world are reviewed. The 2007 is the 50th memorial year that the world’s first artificial satellite was launched by Soviet Union in 1957. Since that many satellites have been developed and launched in the world. Japan is one of the most active countries to develop leading edge R&D satellites. This presentation will overview these epoch making satellites and R&D activities of Japan in these histories. |
キーワード |
(和) |
歴史的衛星 / 記念碑的衛星 / 通信衛星 / 放送衛星 / / / / |
(英) |
the firdst / epoch making / RD& satellite / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 106, no. 446, SAT2006-57, pp. 39-44, 2006年12月. |
資料番号 |
SAT2006-57 |
発行日 |
2006-12-15 (SANE, SAT) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 Online edition: ISSN 2432-6380 |
著作権に ついて |
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