講演抄録/キーワード |
講演名 |
2006-03-03 10:40
片道リンク品質計測方式の提案と評価 ○下西英之・村瀬 勉(NEC) |
抄録 |
(和) |
ネットワークのIP化が進展し、IPネットワーク上に様々なアプリケーションのトラヒックが流れるにつれて、ネットワーク状況を計測する手段の重要性が増している。しかしながら、現在のIPネットワークにおいて、リンクごとの品質を簡単に計測する手段はなく、障害・品質劣化の際には人手とコストをかけざるを得ない状況である。そこで、本稿では、ネットワーク内に特別な仕掛けを導入することなく、送受信端末間の各IPリンクの片道品質、特にキューイング遅延時間を計測する手法を提案する。従来のtracerouteなどのICMP応答を利用した計測手法では、各リンクの片道品質を計測することは出来なかったが、提案手法では、ICMP応答による計測と送受信端末間のend-to-endの片道品質計測を組み合わせ、各リンクの片道品質を推定する。シミュレーションによる評価の結果、同時に輻輳しているリンク数が2-3程度ではほぼ正確に片道でのキューイング遅延を推定できることがわかった。また、ネットワーク内の全てのリンクが輻輳しているような場合でも、数十秒間の計測の平均値を取れば、ある程度の精度で計測できることがわかった。 |
(英) |
(Not available yet) |
キーワード |
(和) |
品質計測 / 片道遅延 / リンク毎 / / / / / |
(英) |
measurement / oneway delay / per link / / / / / |
文献情報 |
信学技報, vol. 105, no. 628, IN2005-190, pp. 201-206, 2006年3月. |
資料番号 |
IN2005-190 |
発行日 |
2006-02-23 (IN) |
ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 |
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