| 講演抄録／キーワード |
| 講演名 |
2005-01-28 09:00
ローカルフュージョンを用いたセンサネットワーク
○山本裕司・大槻知明（東京理科大） |
| 抄録 |
（和） |
近年, 検知，データ処理，通信機能を持つ小型センサノードから構成
されるセンサネットワークが注目されている.
しかし，センサノードは電力，メモリ，処理能力が限られているため，電力効率
の優れたセンサネットワークの設計が課題である．
また, 観測雑音の影響が大きいとき, 実際に起こった事象と異なる情報を,
センサノードが送信する可能性がある.
本稿では, 観測雑音, フェージング, そして雑音の影響を低減するために,
ローカルフュージョンを用いたセンサネットワークを提案し, その電力効率を観測雑音を考慮して評価する.
提案方式では, センサノードの近隣にローカルフュージョンセンターを配置して
ローカルフュージョンを行う.
その後, 距離減衰やフェージングの影響を低減するために, 誤り訂正符号化
した情報を目的ノード(グローバルフュージョンセンター)までマルチホップ通信する.
観測雑音の影響が大きいとき, ローカルフュージョンを用いない方式では,
ビット誤り率(BER)特性にフロアが生じてしまい, 所要BERを達成することができないのに対し, 提案方式はローカルフュージョンを用いることで, 所要BERを達成することができる.
計算機シミュレーションの結果，観測雑音の影響が大きいとき, ローカルフュージョンセンターで尤度判定法を用いた方式は, 多数決判定法を用いた方式と比較して，電力効率を改善できることを示す.
また, ローカルフュージョンセンターとグローバルフュージョンセンター間の送信距離に応じて, 消費電力が最小になる最適なマルチホップ数が存在することをす. |
| （英） |
Wireless sensor networks consisting of small sensors, data processing,and
communication ability have attracted much attention owing to the development of wireless communications and electric devices.
However, since an electric energy, a memory, and a throughput of a sensor
node are restricted, we need to improve energy efficiency of wireless sensor networks.
Moreover, if the effect of observation noise is larger, the probability that local sensor nodes make an error in the decision of the event becomes larger.
In this report, we propose wireless sensor networks with local fusion to mitigate the degradation caused by observation noise, channel noise, and fading.
In the proposed systems, first, information transmitted from local sensor
nodes are decided by a local fusion center allocated in the neighborhood of local sensor nodes.
Second, from the local fusion center to a destination node (a global fusion center), error correcting coded bits are transmitted in multihop communication.
If the effect of observation noise is larger, the systems without local fusion can not achieve required a bit error rate (BER) since the error floor is arisen on the BER performance of systems without local fusion.
While on the other hand, the proposed systems can achieve a required BER
by using local fusion.
Here, we consider two local decision schemes with majority decision and
likelihood decision.
We show that the total energy consumption of the systems with likelihood
decision is smaller than that of the systems with majority decision, when the influence of observation noise is large.
We also show that the optimal number of hops minimizing the total energy
consumption of the proposed systems depends on transmission distance between the local fusion center and the global fusion center. |
| キーワード |
（和） |
無線センサネットワーク / ローカルフュージョン / マルチホップ / 誤り訂正符号 / 観測雑音 / / / |
| （英） |
wireless sensor networks / local fusion / multihop communication / error correcting codes / observation noise / / / |
| 文献情報 |
信学技報, vol. 104, no. 599, RCS2004-307, pp. 101-106, 2005年1月. |
| 資料番号 |
RCS2004-307 |
| 発行日 |
2005-01-21 (CS, RCS) |
| ISSN |
Print edition: ISSN 0913-5685 |
| PDFダウンロード |
|
| 研究会情報 |
| 研究会 |
RCS CS |
| 開催期間 |
2005-01-26 - 2005-01-28 |
| 開催地（和） |
琉球大学 |
| 開催地（英） |
University of the Ryukyus |
| テーマ（和） |
ブロードバンド無線アクセス技術，IPをサポートする無線アクセス技術，光無線システム，無線通信一般，およびRCS/CS各研究会一般テーマ |
| テーマ（英） |
Broadband Wireless Access Techniques, Wireless Access Technologies for IP Networks, Optical Wireless Systems, Wireless Communication Systems, etc. |
| 講演論文情報の詳細 |
| 申込み研究会 |
RCS |
| 会議コード |
2005-01-RCS-CS |
| 本文の言語 |
日本語 |
| タイトル（和） |
ローカルフュージョンを用いたセンサネットワーク |
| サブタイトル（和） |
|
| タイトル（英） |
Wireless Sensor Networks with Local Fusion |
| サブタイトル（英） |
|
| キーワード(1)（和/英） |
無線センサネットワーク / wireless sensor networks |
| キーワード(2)（和/英） |
ローカルフュージョン / local fusion |
| キーワード(3)（和/英） |
マルチホップ / multihop communication |
| キーワード(4)（和/英） |
誤り訂正符号 / error correcting codes |
| キーワード(5)（和/英） |
観測雑音 / observation noise |
| キーワード(6)（和/英） |
/ |
| キーワード(7)（和/英） |
/ |
| キーワード(8)（和/英） |
/ |
| 第1著者 氏名（和/英/ヨミ） |
山本 裕司 / Hiroshi Yamamoto / ヤマモト ヒロシ |
| 第1著者 所属（和/英） |
東京理科大学 (略称： 東京理科大)
Tokyo University of Science (略称： TUS) |
| 第2著者 氏名（和/英/ヨミ） |
大槻 知明 / Tomoaki Ohtsuki / |
| 第2著者 所属（和/英） |
東京理科大学 (略称： 東京理科大)
Tokyo University of Science (略称： TUS) |
| 第3著者 氏名（和/英/ヨミ） |
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| 講演者 |
第1著者 |
| 発表日時 |
2005-01-28 09:00:00 |
| 発表時間 |
20分 |
| 申込先研究会 |
RCS |
| 資料番号 |
CS2004-200, RCS2004-307 |
| 巻番号（vol） |
vol.104 |
| 号番号（no） |
no.596(CS), no.599(RCS) |
| ページ範囲 |
pp.101-106 |
| ページ数 |
6 |
| 発行日 |
2005-01-21 (CS, RCS) |
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