電子情報通信学会会長対談IEICE President’s Dialogue
会長対談
学会は常に周辺組織やステークホルダーとの意見交換を行い、改革を進めるとともに、学会活動に対する理解を深めてもらう努力を続けるべきです。特に、日本の重要技術戦略と学会の関係や、企業から見た現状と学会とのつながりについても、積極的に情報を共有することが重要だと考えています。学会の活動内容は、会員に対して広く公開され、社会とのつながりを深めるための一環として提供されるべきです。そこで、会長対談では、これらの重要なトピックスを効果的にハイライトし、会員の皆様の目や耳となることを目指すとともに、皆さまにとって有益で役立つ情報をお届けします。
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第101代会長 山中 直明
1983慶應義塾大学大学院修士課程了。同年日本電信電話株式会社武蔵野電気通信研究所入社。以来、NTT未来ねっと研究所、NTTネットワークシステム研究所特別研究員(全3,000名の研究者の中で11名のみ選択された研究員制度)として将来のBroadbandネットワーク、高速・広帯域交換方式の研究開発、ATM網におけるトラヒックマネジメントに関する研究、超高速ATMノードシステムの研究開発、GMPLS、光バックボーンの研究に従事。2000 IEEEにおいて当時日本人最年少Fellowとして選択、2004慶大・理工・情報・教授、2018~2022慶應義塾先端科学技術研究センター所長として産官学連携の責任者を務める。現在慶應義塾新川崎先端研究教育拠点で新機能ファイバを用いたオール光ネットワークの研究開発に従事、現在に至る。工学博士。