
通信・センシング・学習の融合により、物理空間とサイバー空間を高精度に結びつけるデジタルツインの実現が一段と加速しています。本セッションでは、ワイヤレスセンシング、適応的実験計画法による無線システムの自動設計、デジタルツイン構築に向けたセマンティック通信、さらには無線ネットワーク上での表現学習と分散推論といった最前線の研究動向を俯瞰します。

論文の執筆を考えている皆様からの多くのご質問にお答えするために、Q & A セッションを企画致しました。大会当日は、通信ソサイエティ和文論文誌、英文論文誌、ComEXの委員長/副委員長経験者をお招きし、参加者の方々のご質問にお答え頂きます。

本セッションでは未来の通信を支える最先端技術であるNTN(Non-Terrestrial Network)と衛星光NWについて議論します。また、低軌道衛星やレーザー通信など、地球だけでなく宇宙を舞台にした高速・大容量のネットワーク構築の仕組みや、その革新的な取り組みの最新技術動向を紹介します。

データや計算資源、さらには管理主体の分散化・大規模化に伴い、多数ノードを協調させるネットワークは、AIを支える基盤技術となっています。AIワークロードでは、モデル同期やパラメータ集約に代表される集合通信の効率化、分散AI推論処理における低遅延・高効率なデータ共有、エッジ環境における動的かつ不均一なノード間協調、さらにはデータやモデルに対するセキュリティ・プライバシ保護など、従来のネットワークシステムとは異なる固有の課題が顕在化しています。本セッションでは、AI向けネットワークにおける課題を抽出するとともに、本研専で蓄積されてきた次世代ネットワークに関する知見を基に、その解決方策や今後の研究の方向性を議論します。

本セッションでは、北海道を起点とした先端半導体エコシステムの形成と、それがもたらすエレクトロニクスの将来像について俯瞰します。微細化・高性能化が進む先端ロジック半導体の実現には、製造プロセス、材料、設計、装置、人材を含む統合的な産業基盤の構築が不可欠です。特に北海道における最先端プロセス開発拠点の整備は、我が国の技術基盤用かの中核の一つとして位置付けられます。本セッションでは、北海道という地域性を踏まえつつ、次世代エレクトロニクスを支える先端半導体技術の展望と、日本の産業競争力強化に向けた取り組みについて紹介します。

第7期科学技術・イノベーション基本計画は、我が国の国際競争力と安全保障の根幹をなす重要な国家戦略です。本企画セッションでは、本基本計画に関わる、府省(内閣府、総務省、文科省、経産省)の方々を迎え、最新の政策動向を紹介いただくとともに、後半の討論では学会横断の取組を共同で進める 電気学会の会長をお招きし、本会会長とともに基本計画の6つの柱である「科学技術と国家安全保障の連携」や「イノベーション・エコシステムの高度化」等において、学会の垣根を越えて果たすべき役割と連携施策実現の可能性を探ります。是非、ご参加ください。

近年,ランダム電磁界を発生させる電波反射箱(リバブレーションチャンバー)が,電磁適合性(EMC)試験法として急速に注目を集めている。特に,高い安全性が求められる自動車産業等への応用が進展している。本企画セッションでは,リバブレーションチャンバーの基本概念や設計法,及びEMC試験への応用技術について紹介する。さらに,リバブレーションチャンバーの国内普及に向けた課題についても議論し,共有することを目指す。

量子コンピュータのハードウェア技術の進展に伴い、量子ソフトウェア技術は産学を問わず重要性を増しています。量子最適化,量子シミュレーション、量子古典ハイブリット手法、さらには産業応用に向けたアプローチなど、多岐にわたる領域で研究が活発化しています。本シンポジウムでは、量子ソフトウェアに関連する最新動向をご紹介いただくとともに、今後の技術発展について広く議論を深めていきます。

少子高齢化が加速中の日本では、社会の持続に貢献しうるシステムの開発・保守が求められています。そのようなシステムに求められる、公共性・公平性、またしばしば相反する収益性とのバランスについて広く考えるきっかけとなる複数分野にまたがる研究を紹介し議論します。

1966年にアンテナ研究専門委員会と電波伝播研究専門委員会が合体して発足したアンテナ・伝播研究専門委員会(AP研)は、2026年に発足60周年を迎える。60周年を記念して、これまでAP研を支えてきたアンテナ・電波伝搬技術から今後AP研を支えていく次世代のアンテナ・電波伝搬技術まで、広く議論する。

EMC測定において、従来「あたりまえ」とされてきた測定手法や評価手法を多角的に見直し、その前提や限界を再考します。本セッションでは、電波暗室・オープンサイト・アンテナなどの測定インフラから、電力設備、自動車、航空機といった実システムの測定事例までを対象とし、最新の知見と課題を参加者間で共有します。これらを通じて、今後のより信頼性の高いEMC測定のあり方を探ります。

2019年度の情報ネットワーク科学(NetSci)特別研究専門委員会と情報ネットワーク(IN)研究専門委員会の統合から数年が経過し、情報ネットワークを取り巻く環境は一段と複雑化しています。クラウド・データセンタの超大規模化、AIの普及に伴うトラヒック・サービス形態の変容、サイバー空間とフィジカル空間の融合、さらには Beyond 5G/6Gを 含む次世代基盤の要請などにより、従来の単一分野の枠組みだけでは設計・運用・信頼性・安全性・持続可能性を同時に満たすことが難しくなっています。 本企画シンポジウムでは、NetSci が先駆的に取り組んできた数理・物理・社会経済等の学際的アプローチを軸に、統合後の情報ネットワーク研究における発展と広がりを俯瞰します。複数の招待講演を通じて、「情報ネットワーク科学の現在地」を確認するとともに、次の時代に向けた重要課題と研究の方向性(理論とAIアプローチの融合、社会基盤としての設計原理など)を議論・提言します。

サイバーフィジカルシステム(CPS)およびディジタルツインは、モビリティサービス、産業DXを支える要素技術として、Beyond 5G/6G時代の重要テーマとなっています。 特に近年、仮想空間に電波伝搬環境を構築し、各種無線システムを大規模かつ高精度に模擬する「大規模CPS」としての無線エミュレーションやディジタルツイン上での無線設計など、国内でもキャリア・研究機関・大学による研究が活発化しています。 本セッションでは、無線通信とCPS/ディジタルツインをキーワードに、ワイヤレスエミュレーション、ネットワーク設計・運用、次世代ネットワークなど、複数の観点から最新の取り組みを紹介し、今後の研究課題と実装に向けた方向性を議論します。

ITU-Rでは、2027年のWRC-27において6Gの周波数候補としてFR3が議論される予定であり、国内においてもXGMFでFR3の確保に向けた検討が進められています。一方で、FR3は、既存無線システムとの調整が必要であり課題も多くあります。この現状を踏まえると、5Gでは十分に活用されていないものの、広帯域が魅力的なミリ波の利活用を進めることも重要です。さらに、Sub-THz帯は6G後期での本格利用が見込まれ、将来を見据えた継続的な研究開発が不可欠です。加えて、日本初の電波オークションが26GHz帯に対して2026年に実施され、高周波数帯の利用環境は大きな転換期を迎えています。本パネルセッションでは、高周波数帯の研究開発プロジェクトを推進します。産業界や先駆的な研究に取り組む学術界から有識者を招き、5Gの進化や6Gに向けた高周波数帯の利活用に関します。最新動向を紹介します。FR3の課題、ミリ波の可能性、Sub-THzの展望といった観点から議論を深め、6G時代に向けて取り組むべき技術開発の方向性について討論します。

通信ソサイエティ主催で特別講演及び表彰式を行います。

このセッションでは、インターネット関連技術の研究と標準化の両方に携わる方々に、研究成果に基づいた標準化の事例や標準化に基づいた研究について紹介していただきます。

サイバーフィジカルシステム(CPS)およびディジタルツインは、モビリティサービス、産業DXを支える要素技術として、Beyond 5G/6G時代の重要テーマとなっています。 特に近年、仮想空間に電波伝搬環境を構築し、各種無線システムを大規模かつ高精度に模擬する「大規模CPS」としての無線エミュレーションやディジタルツイン上での無線設計など、国内でもキャリア・研究機関・大学による研究が活発化しています。 本セッションでは、無線通信とCPS/ディジタルツインをキーワードに、ワイヤレスエミュレーション、ネットワーク設計・運用、次世代ネットワークなど、複数の観点から最新の取り組みを紹介し、今後の研究課題と実装に向けた方向性を議論します。

6G時代の未来社会では、サイバー空間とフィジカル空間の融合が一層進展し、情報通信はセンシング・計算・AI・セキュリティなどの情報科学技術を取り込んだ「サイバーライフライン」として、人間社会のあらゆる活動を支える基盤となることが期待されています。昨年度の本企画では、サイバーライフラインの重要性と、その実現に向けた分野・組織間連携の必要性について議論を行いました。一方で、サイバーライフラインの本格的な実現に向けては、研究分野ごとの課題意識や技術的接点、役割分担を明確化し、分野横断的な技術連携を具体化していくことが不可欠です。本パネルディスカッションでは、サイバーライフラインの実現に求められる分野横断連携を主題とし、通信ソサイエティにとどまらず、各ソサイエティの運営に関わる有識者を招き、電子情報通信学会におけるソサイエティ間での技術的課題の共有や、具体的な分野横断的な技術連携の形について、パネルディスカッションを通じて議論します。

ネットワーク構成機器やサービスの多様化に伴うトラヒック増大やシステムの大規模化・複雑化が進む中、大規模下のモデル(LLM)をはじめとするAI技術の飛躍的な発展により、ネットワークシステムの構築・運用プロセスを高度に自動化・自律化する道が拓かれつつあります。このようなAI駆動型の技術は単なう省人化にとどまらず、プロアクティブな制御や最適化など、従来のアプローチでは困難であった新たな価値の創出が期待されます。本企画セッションでは、AIを活用した次世代のネットワーク構築運用技術に焦点を当て、その社会実装を阻む技術的課題を俯瞰するとともに、実運用への適用に向けた最新の研究開発の取り組みについて発表・議論を行います。

「研究はどのように生まれ、広がり、発展していくのか?」この問いにデータと計算を用いて迫るのが、近年注目を集める「Science of Science(SciSci)」です。本セッションでは、論文・研究者・研究資金といった多様なデータをもとに、科学研究のダイナミクスを解き明かす最前線の研究を紹介します。 SciSci研究の潮流、研究費・論文データの分析、学会内の研究トピックの変化の可視化、さらには科学技術政策との接点まで、異なる立場からの知見を持ち寄ります。研究コミュニティを「対象」として捉え直すことで、学会や研究活動の未来像について新たな視点を提供します。

マルチコアファイバ(MCF)は、海底システムのスペース制約を打破し大容量化を実現する技術として実用化が進んでいます。また、データセンタにおける急増する帯域需要を背景に、高密度かつスケーラブルな光インターコネクト技術としても期待が高まっています。MCF技術の普及展開には、MCFの多心構造に適した接続・実装技術の確立が重要な課題です。 本セッションでは、MCFの現状および接続技術に対する要求・課題を概観するとともに、多心MCFの融着・コネクタ接続技術、FIFO技術といった物理接続技術に加え、MCFトランシーバおよびMCFスイッチにおけるインターフェース技術の最新動向を紹介します。

量子通信および量子ネットワークは、次世代情報基盤の中核技術として国内外で急速に研究開発が急速に進展しています。本企画セッションでは、これらの分野の最前線で研究開発に取り組む研究者を招き、量子鍵配送、量子中継、量子インターネットなどの実現に向けた技術的課題や社会実装の可能性について議論します。本セッションの前半では、各分野の研究者が最新の研究成果や海外での研究動向などを紹介し、後半のパネル討論では、今後の研究開発の方向性、標準化動向、産学官連携の在り方について多角的に議論を行います。

フィジカルAIは、ロボット工学・センシング・大規模基盤モデルの融合により、製造、物流、医療、介護など幅広い分野で社会実装が期待されています。本セッションでは、最新技術動向と国際標準化の最前線、国の施策、産学連携、企業戦略を俯瞰し、標準化とイノベーションの相乗効果による課題解決の可能性を探ります。また,新たな研究テーマを見いだす契機となることを期待します。

社会基盤のデジタル化が進む中、システムの根幹となるハードウェアの安全確保が急務です。本セッションでは、第一線の研究者がハードウェアセキュリティ技術の最前線を詳説します。実装の信頼性向上や物理層の防御、先端応用分野の安全性、次世代インフラへの展開など、強靭な社会基盤を支える多角的動向と展望を議論します。