電気回路における2値を用いた古典コンピュータでは、情報を排他的な”0”、”1”をbitとして扱い、このbitを用いた論理演算を行う。一方最近注目されている量子コンピュータは何らかの量子状態を扱う量子ビット(qbit)で情報を扱う。qbitは量子状態の重ね合わせになり、これを統計的な処理を行うことで、演算結果を得ることになる。
近年、この量子コンピュータが注目されているが、この量子状態どのように実現するか、例えば核磁気共鳴(NMR)や光素子を用いるなど様々な方法が提案されていたり、量子状態に対して外来ノイズの影響を排除する、量子状態を保持するなどに様々な方法が提案されていたりする。また、計算アルゴリズムも様々な方法が提案されている。
これらの背景を踏まえ、量子コンピュータにおける回路とシステムの役割を議論する場として、本セッションを企画した。企画セッションでは現状の量子コンピュータの原理から課題、それに対する取組までを、回路とシステムの視点で議論を行う。
開催日時 | 2023年9月14日(木) 13:00〜17:00 |
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会場 | 名古屋大学 全学教育棟 本館 南棟 1階S1X講義室 |
一般無料公開 | 〇 |
定員 | 137名 |
分類番号 | AP-1 |
ソサイエティ | 基礎・境界 |
セッション種別 | パネルセッション |
プログラム |
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