| 日 時 | 2026年3月11日(水)13:45〜17:00 |
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| 会 場 | 九州産業大学 1号館2階 S201 |
| 式次第 |
13:45 開会 13:45-14:00 会長挨拶「学会の現状と未来戦略」植松友彦 電子情報通信学会会長 14:00-15:15 表彰式・未来60年賞チャレンジコンテスト結果発表 15:15-15:30 休憩 15:30-16:55 基調講演 「AIで変わる高等教育と研究基盤」 安浦寛人先生(国立情報学研究所副所長 九州大学名誉教授) 「数理工学を考究して65年ー幸運なるわが人生」 甘利俊一 先生(帝京大学特任教授、東京大学名誉教授)※ビデオ講演 16:55-17:00 閉会挨拶 17:00 終了 |

電子情報通信学会において長年続いてきた会員数ならびに論文投稿数の減少傾向は、近年、徐々に緩和の兆しを見せています。総合大会においては、講演数はコロナ禍以前の水準に回復し、懇親会にも毎回数百名の参加を得るなど、活気が戻ってきています。また、ジュニア会員および学生会員を中心としたポスターセッションには多数の発表が寄せられ、情報通信分野を担う若手人材の育成も着実に進展しています。このような前向きの変化が見え始めた状況を踏まえ、本学会の未来戦略として掲げる三つの柱、すなわち、1)グローバル化の推進、2)学会のステータス向上、3)新しい時代に対応した持続可能な学会運営、について、その構想と現在の進捗をご説明します。
2025年度電子情報通信学会会長
放送大学/東京科学大学
植松 友彦
1984年3月 東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了
2003年1月 東京工業大学大学院理工学研究科教授
2016年4月 東京工業大学副学長(情報基盤担当)
2020年4月 東京工業大学工学院長
2024年10月 東京科学大学工学院教授
2025年4月 放送大学東京渋谷学習センター所長・特任教授

安浦 寛人 (国立情報学研究所 副所長・学術基盤チーフディレクター/九州大学 名誉教授)
2020年まで九州大学 理事・副学長。
現在、大学・高専機能強化支援事業 事業選定委員会委員長(大学改革支援・学位授与機構)、
文部科学省 世界で活躍できる研究者育成プログラム総合支援事業 プログラムディレクター、
国立国会図書館 科学技術情報整備審議会委員長、
九州半導体人材育成コンソーシアム 人材育成WG長などを兼務。
専門は情報工学、LSI設計、社会情報基盤。
生成AIをはじめとする人工知能技術の急速な変化により、オープン・サイエンスやデータ駆動型研究などの流れとともにあらゆる科学技術研究の分野での研究手法や分野横断型の新しい研究を生み出すとともに、既存の研究手法とは異なる研究環境の構築が進められています。また、産業界も含めた社会全体でのDX化の要請とも相まって、大学を中心とした高等教育における人材育成を大きく変えるための施策も進められています。本講演では、AIを支える半導体産業の動きから大学等の教育改革、図書館の役割の変化、オープン・サイエンスへ対応する学術情報基盤の構築の現状などを幅広くお話しします。

甘利 俊一 (帝京大学特任教授、東京大学名誉教授)
1963年東大数物系大学院博士課程修了。九州大学工学部助教授、東大工学部助教授、教授を経て、理化学研究所脳科学総合研究センター勤務。帝京大学特任教授。文化勲章受章者。
私が数理工学の考究を始めてから、はや65年になります。当時は数理工学なんて名もない分野で、皆が必死にこれを確立しようと苦闘していました。その中で育った私は大変に幸運でした。数理工学は自由です。九州大学に赴任して、自由な天地でAIと数理脳科学の研究を開始しました。世界は人工知能の暗黒時代でしたが、日本ではのびのびと自由な研究が出来ました。ここで、深層学習の確率的勾配降下法を提唱したのです。また後に、情報の幾何学的な理論を建設したいと考え、情報幾何学を提唱しました。これも40年を経て盛り上がっています。私は実に幸運でした。研究内容には深入りしませんが、多くのエピソードを交えて、私の幸運な人生を話させてください。※当講演は、ビデオ講演となります。