若手のWG

理事会直属の企画戦略室により2020年10月に「若手による若手のための学会革新WG」が設立されました。
以下、その活動内容と体制です。

・活動内容: 5~10 年後も信学会の幹であり続ける分野、あるいは将来の幹となる新分野で活躍中もしくは活躍が期待されるミレニアルあるいはZ世代のメンバーの若手~中堅が中心となって、若手の目線で信学会を見直す。学会革新に資するWebシステムなどの試作・試運用や、若手に有益なサービスの試行を通じて得られた知見を理事会に提言する。活動はソサイエティを横断し実行する。

・体制: リーダー:石橋 功至 (電通大)、WGメンバー:ソサイエティ横断で10名程度
コーディネーター:亀田 卓 (東北大)、新熊 亮一 (京大/企画戦略室)

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▼2021年 3月12日 日本機械学会 若手の会との意見交換会

▼2021年 3月 2日 次期会長はじめ企画戦略室理事らとの意見交換会

▼2021年 2月24日 電気学会新進会員活動委員会との意見交換会

▼2021年 1月 7日 電子情報通信学会若手交流・親睦会


若手WG活動レポート

2021年9月13日

企画戦略室では,石橋功至(電通大)リーダのもと「若手による若手のための学会革新ワーキンググループ」(以下若手WG)を推進してきました.10年後も本学会の幹であり続ける分野,あるいは将来の幹となる新分野で活躍が期待されるミレニアル世代が中心となって,若手の目線で本学会を見直すことを活動の目的としました.メンバーは各ソサイエティ等から推薦された14名(大学11名/企業3名,30代5名/40代9名)です.

2021年1月に若手交流・親睦会をオンラインで実施し,中堅による招待講演と若手による弾丸プレゼンを通じて,電子情報通信分野における本学会のアクティビティの広さを示すとともに,若手同士の交流の場を提供しました.その様子を動画配信し,本会ウェブサイトにて一般公開しましたので是非ご覧ください.
動画配信:https://www.ieice.org/jpn_r/activities/presen/

一方,発足から約9ヵ月間,若手WG内での議論と企画戦略室や事務局との意見交換を重ね,若手WGでの活動を通じて得られた知見をもとに,本会が抱える問題点といくつかの解決案を「問題点と提言」書の形にまとめました.厳しい意見が多いことを分かった上で若手WGがあえてこれをまとめたのは,本会に愛着を感じ,日本の科学技術力の低下が叫ばれる中で今後の本会のあり方を真剣に考えている若手の心からの思いによるものです.

2021年7月14日の理事会にこの提言書が提出されました.理事会はこれを真摯に受け止め,理事会として対応策を考える「若手WGからの提言に対する検討アドホック」(主査 山中副会長)を立ち上げることが決まりました.また,研専の事務作業負荷が高いとの若手WGからの提言がきっかけの一つとなり,研専会計事務を事務局で担当するトライアルがスタートすることになりました.2023年度の完全実施を目指します.

以上のとおり,若手WGの行動が本会の改革に向けて大きなムーブメントを起こしつつあります.簡単に進むとは考えていませんが,企画戦略室として全力で改革を推進していきたいと考えています.


電子情報通信学会若手交流・親睦会

 電子情報通信学会 企画戦略室に「若手による若手のための学会革新WG」が設立されました。活動の一環として、若手~中堅(注)会員がオンライン上に集まる会を開催いたします。中堅による招待講演と若手による弾丸プレゼンを通じて、電子情報通信分野の活力や広がりを体感していただきます。わいわい楽しく盛り上がって交流し親睦を深め、電子情報通信分野での新たな出会いがたくさん生まれる会になればと思います。皆様のご参加をお待ちしています。
注:若手と中堅の年齢での線引きはしておりません。ご自身で、ベテランよりも若いと思われれば中堅、中堅より若いと思われれば「若手」とご判断ください。なお、学生の方の参加も歓迎いたします。

日  時:2021年1月7日(木) 13:30~17:15 + 懇親会を予定

開催形態:オンライン

プログラム(予定):
 13:30-13:40  開会挨拶 石橋功至 (電気通信大学)
 13:40-14:25  招待講演1 林和則 (京都大学) 「通信・信号処理分野の中堅エンジニアの戯言」
 14:25-15:10  招待講演2 四方博之 (関西大学) 「Cross-X の重要性」
 15:10-15:20  休憩
 15:20-16:05  招待講演3 岩井孝法 (NEC)「AIを活用した通信制御技術の紹介と苦労話、伸びる研究者の考察」
 16:05-16:15  休憩
 16:15-17:15  弾丸プレゼン 3 分×20 名程度(若手限定,公募制) 現在希望者を募っております(先着順)。
 17:15-    交流会 (gather や SpatialChat などを使い、オンラインでのディスカッションを予定)

 

現在の弾丸プレゼンリスト:

・植田一暁 (KDDI総合研究所):情報指向ネットワークの利活用

・夏秋嶺 (東京大学):適応的な合成開口処理による高精度レーダイメージングと解析

・宮田純子 (芝浦工業大学)QoS/QoEを考慮したトラヒック解析とは?

・粟野皓光 (京都大学) AIハードウェアで切り拓くリアルタイムロボティクス

・金井謙治 (早稲田大学) ビジュアルプログラミングを活用したIoTサービスオーケストレーション

・佐藤光哉 (東京理科大学) 小規模無線ネットワークにおける分散機械学習のための通信設計

・田谷昭仁 (青山学院大学) 機械学習モデルの組み合わせによる動的推論パターン構成

・塩見準 (京都大学) 光集積回路で創出する次世代セキュアコンピュータ

・中山悠 (東京農工大学) デマンドに応じた(広い意味での)ネットワークリソース制御

・松下春奈 (香川大学) 計算知能技術の非線形工学への応用

・二瓶浩一 (NEC) スケーラブル映像符号化と複数パスを使ったドローン映像配信システム

・西尾理志 (東京工業大学) Machine Learning in Wireless Networks

・谷口美緒 (室蘭工業大学) 都市部等上空における複数周波数帯を対象とした電波環境モニタリング

・太田香 (室蘭工業大学) ドローンを適用した災害支援システム

・高瀬英希 (京都大学) 関数型言語だけでIoTシステムをつくる

・高前田伸也 (東京大学) アーキテクチャとアルゴリズムの協調による高効率な機械学習システムの実現

 

申し込み:
 以下からお申し込みください。
 参加形態として(1)弾丸プレゼン希望 or (2)聴講のみ、が選択できます。
 https://forms.gle/YDr6tNhnj3x2KyTS9

問い合わせ:
 東北大学電気通信研究所 長谷川剛 (hasegawa at riec dot tohoku dot ac dot jp)

主  催:電子情報通信学会 企画戦略室 若手による若手のための学会革新WG