これまで日本の経済成長と共に躍進を遂げてきた電子情報通信分野ですが，これからは，安心・安全な生活，エネルギー環境問題，福祉，医療など，様々な方面から総合的に取り組まれることが必要と考えられます．そのためには，学会活動における多様性が重要であり，女性や若手，ご年配の会員の皆様など，これまで必ずしも中心的な役割を担ってこなかった会員の方々が，その能力と個性を十分発揮できる学会となるよう，対外活動を行っていきたいと思います．また，異分野や海外との交流にも重きを置き，他の分野の研究者・技術者との情報交換・交流や，活躍の目立つアジア諸国との連携などを推進します．さらに，人材育成の観点から、中高生など将来を担う若者に電子情報通信技術のおもしろさをアピールするような企画を推進し，本学会の発展に貢献する所存です．
【プロフィール】
昭和55東大・工・電子卒，昭和61同大学院工学系・博士課程修了，工博．東大工学部助手を経て，現在，明治大学理工学部情報科学科教授．平成17〜18編集特別幹事，平成18〜19 SIS第一種研究専門委員会委員長，現在，本学会評議員（平成10より），男女共同参画委員会委員長（平成15より）．