電子情報通信学会  
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 ■村田  正幸

 

電子情報通信技術の発展によって社会構造や産業構造が大きく変革している今日、学会は会員に対してだけではなく、広く社会に対して果たすべき役割はますます大きくなっていると思います。新しい学問を創生して技術そして産業へと展開する基盤として、ボーダーレス時代にわが国と世界を繋ぐ架け橋として、また、知識社会への移行のために若年層の理科系離れを解消して生涯学習を推進する母体として、学会の役割は不可欠のものであると思います。特に、先端科学技術を融合し再構築していくことは、わが国がさらに発展していく鍵であり、これは大学や企業が1組織で推進できるものではありません。そのためには、研究会やソサイエティに閉じることなく、学会員の知の交流を推進できる環境を整えていくことが大事であると考えています。

プロフィール:
日本アイ・ビー・エム(株)東京基礎研究所を経て、1999 年阪大教授。現在、同大大学院情報科学研究科所属。情報ネットワークアーキテクチャの研究に従事。2004年〜2005年度 通信ソサイエティ情報ネットワーク研究専門委員会委員長、2006年度〜 本学会評議員。本学会フェロー。日本学術会議連携会員。

 



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