トップ 差分 一覧 ソース 検索 ヘルプ RSS ログイン

2012年6月研究会

このページの短縮URLは http://goo.gl/j99Ad です。

言語理解とコミュニケーション(一般)

開催プログラム

開催趣旨

テーマセッション:「自然言語とパターン認識の境界」

文書や画像の内容理解、音声認識やWebサービスからもたらされる大量の言語情報からの知識抽出など、パターン認識と言語処理との統合の必要性は近年ますます高まっています。例えば、文書理解の観点からは、大量のテキストと、図表、写真、挿絵などとの意味的関係を認識することが求められています。パターン認識の観点からは、大量に収集・蓄積されたメディア情報から価値ある情報を抽出したり選択したりするために、テキスト処理も援用した意味的処理への期待が高まっています。さらに、ヒューマンインタフェースにおいても、言語としての音声対話だけではなく、これと同期した人間の顔や表情、身振りや手振りを認識することが望まれています。

このように、実世界のデータに対する高度な処理を実現する上で、パターン認識と言語処理との統合は避けて通れないテーマであると考えられます。これには、個々の要素技術の追求はもとより、情報やアルゴリズムの統合のための視点や抽象度、情報や意味の表現方法、両者の認識過程でのインタラクションの実現、といった課題を解決するため、新しい手法やアルゴリズムが必要です。また、膨大なデータが利用可能になりつつあることから、大量の情報から効率よく必要な知識を抽出するための新しい理論や基盤に関する研究も必要であると考えられます。

このような観点のもとに、自然言語とパターン認識の両分野の境界の領域から研究の新しい発展の方向を見出すべく、PRMU研究会とNLC研究会の共催で、「自然言語とパターン認識の境界」のテーマセッションを企画致しました。研究発表の他、テーマに関する特別講演や討論なども企画しております。マルチメディアデータの意味理解や構成要素の抽出・解析、関連するインタフェース、大量のテキストデータを対象とするパターン認識技術、など様々な話題を期待しております。また本テーマセッションの他に一般セッションの発表も受け付けますので、多数のご投稿、ご参加をお待ち申し上げております。

特別講演・招待講演

本研究会では下記の2件の講演を行います。

[特別講演]連続値と統計的自然言語処理
持橋大地先生(統計数理研究所)
[招待講演]多メディアWeb解析における大規模データ処理
豊田正史先生(東京大学)

お問い合わせ

本シンポジウムは下記の2名で企画、運営しています。

   柳原 正 (NLC担当)
   柏野 邦夫 (PRMU担当)

主催

最終更新時間:2012年06月07日 11時55分23秒