第3回 テキストマイニング・シンポジウム:参加募集
本イベントは終了しました.多数のご参加をありがとうございました.
このページの短縮URLは http://www.ieice.org/~nlc/tm3.html です.
第3回 テキストマイニング・シンポジウム 参加募集
重要:参加登録について
参加は無料(予稿集代は別途)ですが、会場の都合上、事前の登録をしていただく必要があります。お手数ですが、以下のリンク先にて必要事項をご入力の上、当日会場にお越しください。
日時・会場
- 日程
- 2013年 9月12日(木) 10:00〜17:00
- 受付開始 9:30
- 2013年 9月13日(金) 9:00〜17:00
- 受付開始 8:40
- 2013年 9月12日(木) 10:00〜17:00
- 場所
- 国立オリンピック記念青少年総合センター(地図)センター棟 3F 311室
- 大きな会場です。来場に際しては上記の部屋番号をお控えください。
- 所在地:〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1
- アクセス方法
- 小田急線 参宮橋駅下車 徒歩約7分
- 東京メトロ千代田線 代々木公園駅下車 4番出口より徒歩約10分
- 国立オリンピック記念青少年総合センター(地図)センター棟 3F 311室
開催趣旨
現在テキストマイニングの問題はその範囲を拡大しています.もちろん中心の課題は大量のテキストから有益な知識を得る手法であり,そうした課題には,自然言語処理や統計・可視化などの新たな手法の提案だけでなく,テキストマイニングツールの利用法の発見,テキスト分析者の養成や,分析組織の体制など,学術だけでは捉えきれない手法の開発が必要と考えられます.しかし一方で,前回の第2回テキストマイニング・シンポジウムで明らかになったのは,テキスト=>情報獲得=>対処といった一方的な流れでなく,分析結果が新たな消費や会社組織の運営に影響を与え,それがまたテキストに帰ってくるという循環系となっている点でした.こうした流れは例えば米国で開催されている Text Mining Summit が近年,Social Analytics という言葉を加えていることでも確認することができます(外部リンク).こうした文脈の中で,学術界における研究者,企業内のエンジニアや研究者,具体的に解析すべきテキストを抱える実務者らに対して,テキストマイニングに関する議論ができる場を提供し,発展を促すことを目的として,「第3回テキストマイニング・シンポジウム」を開催します.
テキストマイニングの効果はデータや目的に依存するため,研究成果の客観的な評価が困難であるという問題も存在します.そのため,本シンポジウムでは,まとまった成果の発表に限らず,進行中のプロジェクトの紹介や進捗報告,あるいは今後の研究提案や問題提起などのポジションペーパーも積極的に歓迎します.多様な取り組みを発表しあい,建設的な議論を進めることで,この分野の発展に寄与できるシンポジウムになることを目指します.
主に対象とする分野・トピック
- テキストマイニングの基礎
- 形態素・構文解析
- 語彙獲得
- 曖昧性解消
- 情報・知識の抽出・加工
- テキストマイニングの応用
- 主観表現処理(評判、意見、感情表現処理)
- 講義・会話などの大規模音声データの書き起こし(認識結果)の処理や分析
- 特許文書・仕様書などの技術情報分析
- microblog、web掲示板をはじめとした、SNSやCGMの分析
- 百科事典・辞書などの分析・整理
- 医療情報分析
- テキストマイニングの活用
- 業務上の運用経験
- ツールの活用事例
- コールログ・アンケートの分析を通じた知見
以上に限定せず,本シンポジウムの開催趣旨に沿っていると考えられる発表を広く募集します.まとまった研究に限らず,進行中のプロジェクトの紹介や進捗報告,あるいは今後の研究提案や問題提起などのポジションペーパーも歓迎します.
シンポジウムの形式
一般発表においては,2011年後期からのNLC研究会の施策として,発表セッションの後に「ディスカッションタイム」を設けて,複数の発表にまたがった意見の交換や,個々の発表についての詳細な質疑応答ができるようにしております.本シンポジウムにおいても,様々な立場の参加者が意見を交わせる機会は貴重なものとなるでしょう.また、本シンポジウムの発表は,優秀研究賞・学生研究賞の選考対象となります.
その他,以下の企画があります.
招待講演 1 : 9月12日(木) 13:00〜14:00
- 浅野 弘輔 様(株式会社ホットリンク)
- 2013参院選・ネット選挙での分析業務の現場から
招待講演 2 : 9月13日(金) 13:30〜14:30
- 安藤 直仁 様(株式会社ファンケル お客様視点推進事務局)
- お客様の声を具現化する取組み 〜世の中の不を解消するための経営〜
特別企画 : 9月12日(木) 15:45〜16:55
- 自然言語処理分野の最高峰の国際会議(8月・ブルガリア)の参加報告
- 西川 仁(NTT)
- 岡崎 直観(東北大学)
プログラム
詳細は テキストマイニング・シンポジウム プログラム をご覧ください。
9月12日(木)
- 10:00-10:05 オープニング 竹内孔一(岡山大)
- 10:05-12:00 「基礎・抽出」 座長: 榊 剛史(東大)
- (1)現代日本語書き言葉均衡コーパスより抽出した頻度情報に基づく日本語学術ライティング指導教材の作成 /堀一成(阪大)
- (2)動詞の難易度と多義性について/宮田光樹(九大)
- (3)テキストマイニングを用いたEDR辞書からの連想語抽出 /豊嶋章宏(香川高専)
- (4)企業WEBページからの企業の事業に関連するキーワードの自動抽出/勝田研一郎(成蹊大)
- 13:00-14:00 招待講演(1) 座長:竹内孔一(岡山大)
- 2013参院選・ネット選挙での分析業務の現場から 浅野弘輔 様(株式会社ホットリンク)
- 14:10-15:35 「評判・評価」 座長: 大塚裕子(はこだて未来大)
- (6)Wikipediaのカテゴリ情報を用いたTwitterユーザの関心分野の抽出/胡寅駿(シナジーM)
- (7)ニュース記事解析によるセンチメント分析システムの提案/薄井駿希(神戸情報大)
- (8)商品の特色を表す少数派意見が記述されたレビューの薦手法の提案/白浜広彬(芝浦工大)
- 15:45-16:55 特別企画 座長: 金山 博(日本IBM)
9月13日(金)
- 9:00-12:00 「モデルと応用」 座長: 山本 和英(長岡技科大)
- (11)Societas(ソシエタス)と自然言語処理/谷田泰郎(シナジーM)
- (12)テキストマイニングを用いた時間帯別の顔文字の使用傾向に関する調査/大西智佳(香川高専)
- (13)TETDM(Total Environment for Text Data Mining)によるExploratory Search 支援 /徳永秀和(香川高専)
- (14)極大部分文字列の列挙による教師なし単語分割/河内祐太(早大)
- (15)経済新聞記事より株価変動に影響を与える重要な記事の自動抽出/中山大(成蹊大)
- (16)企業の決算短信PDFからの業績要因の自動抽出/西沢裕子(成蹊大)
- 13:30-14:30 招待講演(2) 座長: 市瀬 眞(NTTドコモ)
- (17) お客様の声を具現化する取組み 〜 世の中の不を解消するための経営 〜 安藤直仁 様(株式会社ファンケル)
- 14:50-16:45 「実践」 座長: 小林 隼人(Yahoo!)
- (18)文単位の有価証券報告書分析による利益伸び率の予測/廣川佐千男(九大)
- (19)電機業界における経営課題の認識構造と実行動に関する知識の発見/大森寛文(野村総研)
- (20)インターネット通販の商品レビューに基づく野菜購入嗜好性の推定/竹崎あかね(中央農研)
- (21)テレビ番組視聴者のエンターテイメント業界での行動類推 〜 価値観を中心としたモデルを用いた社会知ネットワークの構築 〜/藤井絵美子(シナジーマーケティング)
- 16:45-16:50 クロージング
発表される方へ
- 原稿提出締め切り日: 2013年8月22日(木) 23:59 JST (終了)
- 投稿方法は、発表者宛に送信された原稿執筆依頼のメールをご覧下さい.
- 皆様、期日までの原稿提出をありがとうございました。
- 当日は20分+質疑5分の口頭発表をしていただきます。プロジェクタに接続できるPCを各自お持ちください。個別の質疑応答の時間に加えて、セッション終了後のディスカッションタイムでさらなる議論を行います。
聴講される方へ
- 先述した事前登録フォームでの登録を予めお願いいたします。
予稿集は、当日の残部がある限り、会場にて購入できます。価格は、電子情報通信学会の個人会員は1,500円、その他の場合は2,000円です。NLC研究会に登録をされている方は無料でお配りします。予稿集の扱いについて詳細はこちらをご覧下さい。
懇親会
1日目のセッション終了後に懇親会を行います.さらに深いディスカッションや,新たな関係の構築のために,ぜひご参加ください.
- 時間:9月12日(木)17:40〜19:40
- 場所:鳥一 参宮橋店 03-5358-6899・参宮橋駅徒歩2分
- 費用:4,500円
お席に限りがありますので、事前登録フォームのアンケートで参加の回答をしていただいた方、9月10日までにご連絡いただいた方を優先させていただきます。詳細については当日会場にてご確認ください。参加状況によって費用に若干の変動がありますがご了承ください。
お問い合わせ
本シンポジウムは下記の2名で企画、運営しています。
- 竹内 孔一(岡山大学)
- 金山 博(日本IBM)
本シンポジウムに係るすべての問い合わせは下記のメールアドレスにご連絡ください。上記2名に届きます。
主催
電子情報通信学会(IEICE) 言語理解とコミュニケーション研究会(NLC)
専門委員長: 山本 和英 副委員長: 竹内 孔一,西崎 博光 幹事: 金山 博,大塚 裕子 幹事補佐: 橋本 泰一, 榊 剛史
リンク
- 言語理解とコミュニケーション研究会
- 第1回 テキストマイニング・シンポジウム(2011年7月)
- 第2回 テキストマイニング・シンポジウム(2012年8月)
- 第4回 集合知シンポジウム(2012年12月)
- 優秀研究賞・学生研究賞 選奨規程
最終更新時間:2014年02月09日 21時04分36秒