********************************************************************* 電子情報通信学会 ニューロコンピューティング研究会開催案内 ********************************************************************* ★ニューロコンピューティング研究会(NC) 専門委員長 渡辺 澄夫 副委員長  久間 和生 幹事    岡田 真人・井上 雅司 幹事補佐  本村 陽一・柴田 智広 URL http://www.ieice.org/iss/nc/jpn/ 最新の情報、スケジュール、今後の予定、研究会の内容等についての詳細は、 NC研究会ホームページ http://www.ieice.org/iss/nc/jpn/ で御確認ください. 【日時】 11月26日(金) 13:00 - 17:35      11月27日(土) 8:30 - 16:55 【会場】 九州工業大学大学院生命体工学研究科 講義室1・2      http://www.lsse.kyutech.ac.jp/lsse_j/home_j.html      NLP研究会と並列同時開催 【会場担当】宮本弘之 miyamo@brain.kyutech.ac.jp 【問合先】田中 健一(三菱電機(株)先端技術総合研究所)      Tanaka.Ken-ichi@wrc.melco.co.jp プログラム ----------------------------------------------------------------- 11月26日(金) <テーマセッション: 海馬の情報処理:非線形現象とニューロコンピューティング> 13:00 - 16:10(発表22分、質疑応答8分) 1. ランダムシナプス入力による苔状細胞モデルの応答性の向上 ○立野勝巳・林初男・石塚智(九工大) 2. 海馬CA1錐体細胞の膜抵抗分布の推定 ○大森敏明(理研)、青西亨(東工大)、宮川博義・井上雅司(東京薬科大)、岡田真人(東大) 3. 海馬CA3の自発活動とSTDPによるシナプス結合強化の制御と維持 ○島田大祐・林初男(九工大)、吉田基治(マックギル大学) <休憩10分 14:30 - 14:40> 4. カルバコール誘導β振動に対するNMDA受容体の役割変化 ○新井潤・夏目季代久(九工大) 5. 海馬神経回路の知見に基づく顔認識モデル ○鹿毛裕史・橋本学・田中健一・久間和生(三菱電機) 6. モジュラー型自己組織化マップ(mnSOM)によるBVP神経モデルの分岐構造マッピング ○金子宗司・安井湘三・古川徹生(九工大) <休憩10分 16:10 - 16:20> <一般セッション> 16:20 - 17:35(発表17分、質疑応答8分) 7. 非単調アナログ型連想記憶モデルにおける分岐とアトラクタ共存の解析 ○橋口健一・川村正樹(山口大) 8. 動径基底ARTネットワークの学習特性の解析 ○大木政英・鳥飼弘幸・斎藤利通(法政大) 9. データのばらつきを考慮した誤差逆伝搬学習による平均値と標準偏差の同時推定 ○古城玄・和久屋寛(佐賀大) ----------------------------------------------------------------- 11月27日(土) <企画セッション: ニューロハードウェア> 8:30 - 12:00(発表17分、質疑応答8分) 1. 歩行運動を制御する結合神経振動子系の集積回路化ー電流モードで動作する結合神経振動子回路ー ○中田一紀・浅井哲也・雨宮好仁(北大) 2. エラー補償アーキテクチャを応用した単電子スパイクニューロン回路 ○大矢剛嗣(北大)、Alexandre Schmid(EPFL)、浅井哲也(北大)、Yusuf Leblebici(EPFL)、雨宮好仁(北大) 3. 状態が量子化されたスパイク位置写像の実装について ○鳥飼弘幸・斎藤利通(法政大) 4. 脳型と呼ばれる情報処理の定式化とその計算アーキテクチャ化を目指して ―タスク認識に基づく即応的FPCの試み― ○大森隆司・山内康一郎・小川昭利(北大) <休憩10分 10:10 - 10:20> 5. 投射野型積和演算及び荷重基底分解アルゴリズムを用いたConvolutional Neural Network VLSI アーキテクチャ ○野村修・森江隆・是角圭祐(九工大)、真継優和(キヤノン)、岩田穆(広島大) 6. パルス周波数変調方式人工視覚ビジョンチップの試作とカエル遊離網膜を用いた電気刺激応答評価 ○古宮哲夫・安岡孝太郎・David C. Ng・香川景一郎・徳田崇・太田淳・布下正宏(奈良先端大) 7. ストカスティックロジックを用いた1000ニューロンハードウェアシステムの実現及びその応用 ○桃井昭好・佐藤茂雄・中島康冶(東北大) 8. 学習機能を搭載したInverse Function Delayedニューロチップの設計 ○福原淳・末永晋也・早川吉弘・中島康治(東北大) <昼食60分 12:00 - 13:00> <一般セッション> 13:00 - 16:55(発表17分、質疑応答8分) 9. リンケージ同定を導入したTSPのための進化計算解法の提案 ○梅實真一郎・藤田聡(広島大) 10. 特徴空間再構成を用いた学習型認識システム ○生田剛一(三菱電機)、田中宏明(東工大)、田中健一・久間和生(三菱電機) 11. 局所探索を用いたハイブリッド遺伝的アルゴリズムの試み ○章宏・石川眞澄(九工大) 12. mnSOMによる周期振動波形のマッピング:恒等写像モジュールによる非線形適応部分空間SOM ○森山健一郎・徳永憲洋・安井湘三・古川徹生(九工大) <休憩10分 14:40 - 14:50> 13. 仮想空間でのシミュレーションにより目標値を生成する二足歩行ロボット ○河野卓郎・山下育民・横井博一(九工大) 14. 場所細胞の位置マップによる移動ロボットのナビゲーション ○田中敏雄・西田健次・栗田多喜夫(産総研) 15. 指関節角度間の相関関係を用いた筋電義手制御システム ○手嶋一志・横井博一(九工大) 16. 感覚運動統合によりタスクに必要な情報を内部表現として分離抽出する神経回路モデル ○伊藤寛・福村直博・宇野洋二(豊橋技科大) 17. 四輪操舵車の横滑り角学習のためのニューラルネットワークの改善 ○三好純・横井博一(九工大) ----------------------------------------------------------------- ☆今後の予定 ・12月10日 名古屋大学(論文受付締め切り済み) ・2005/1月24,25日 場所:北海道大学学術交流会館 テーマ:認知現象のニューラルネット・一般 最近,コネクショニストメーリングリストでも話題となった ように、artificial neural networks と natural neural networks との解離が問題になりつつある。もともとの出発は 一つであったにもかかわらず、工学的な machine learning と natural neural networks すなわち脳のモデルは別々の発展を 遂げつつあり,その間に溝ができているように感じる。 しかし、脳機能研究や認知機能研究と工学的脳モデル研究は 相補的な関係にあり,相互に刺激しあうべきものであろう。 そこで本研究会では脳認知過程の現象研究と対応するモデル研究 を広く募集し,成果の交流と新たな発展を目指す. また同時に下記のオーガナイズドセッションを企画し,脳に おける言語過程のニューロイメージング研究、言語の障害に関する 神経心理学的所見、単語音読に関する実験心理的考察、単語認知の 心理実験とニューラルネットモデルを精力的に研究されている方々に 話題提供をお願いする。 オーガナイズドセッション 「言語の脳科学とニューロコンピューティング」 オーガナイザ 浅川伸一先生(東京女子大) (1) 情報通信研究機構 藤巻則夫 MEG と fMRI を使ったニューロイメージング研究 (2) 法政大学 溝渕 淳 脳病変による読み障害からみた読みの脳内機構 (3) 東京都老人総合研究所 伏見貴夫 単語音読に関する実験心理的考察(仮題) (4) 大阪女子大学 牧岡省吾 幼児は親の発話をどのように分節化するのか −単語の分節化過程のニューラルネットワークモデル− (5) 東京女子大 浅川伸一 言語の病理とその神経機構 ・2005/3月 玉川大学