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電子情報通信学会 ニューロコンピューティング研究会開催案内
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★ニューロコンピューティング研究会(NC)
専門委員長 仁木 和久 
副委員長  渡辺 澄夫・篠本 滋
幹事    相原 威・岡田 真人 
幹事補佐  春野 雅彦・本村 陽一
URL http://www.ieice.org/iss/nc/jpn/

        記

日時:1月26日(月) 9:00〜17:45, 1月27日(火) 9:00〜18:45
会場:北海道大学  学術交流会館
札幌市北区北8条西5丁目
(交通 札幌駅北口徒歩5分, 北大正門入ってすぐ左
http://kussharo.complex.eng.hokudai.ac.jp/NC2004/

【会場担当】
石川 悟(北海道大学大学院工学研究科) ishi_s@complex.eng.hokudai.ac.jp

【問合先】
本村 陽一(産業技術総合研究所) y.motomura @aist.go.jp

【議題】
特集「脳・認知科学」及び 一般

特集<脳・認知科学>
(オーガナイザ 産業技術総合研究所 仁木 和久 niki@ni.aist.go.jp)

記憶,学習,注意,感覚,行動等,柔軟な認知の諸機能は,動物から人間まで
脳で実現されており,それ故,ニューロコンピューティングのチャレンジが期
待されている研究領域です.多くの素晴らしい研究が行われているにも関わら
ず,特にヒト認知の全体像が見えて来ません.知能や学習を含め認知には,幾
つかのサブクラス,階層性があります.また,認知を構成している脳にも,モ
ダリティモジュールと連合モジュール,さらにはその間のインタラクションが
あり,認知情報処理の状況に合わせ,ダイナミックに情報処理形態を変化させ
ています.諸認知機能の全体像を捕らえるためには,脳での機能の実現されか
たと,そのインタラクションを探る必要があります.本企画では,認知モデル
を機能面から研究している方,認知の計算論的構成を考えて研究者,神経生理
から認知を探っている方,脳イメージングの解析から挑戦している方 に集まっ
て頂き,個々の領域の認知特性を確認すると共に,「脳を基盤とした認知科学」
の可能性を探り,ヒト認知の全体像理解にチャレンジしてみたいと思います.
各領域,各種の手法で認知を理解しようとされている方の参加を求めます.

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1月26日 午前 9:00〜12:15

「1つのパケットルーティング模型に対する最適なネットワーク構造」
○山口智明・堀口剛
東北大学大学院情報科学研究科

「多値拡散符号系列を用いたCDMA復調器による多値情報系列のBayes推定」
○片山克己・堀口剛
東北大学電気通信研究所,東北大学大学院情報科学研究科

「遺伝的アルゴリズムによる動的組合せ最適化問題の試み」
○章宏・石川眞澄
九州工業大学大学院生命体工学研究科

「価格時系列という環境における投資戦略の進化」
○田中美栄子・元山智浩
鳥取大学工学部知能情報工学科

「ネオコグニトロン型動画像識別モデルのハードウェア実装に関する検討」
○木村要(1)・高橋聖(2)・中村英夫(2)
(1)日本大学大学院理工学研究科 情報科学専攻,(2)日本大学理工学部 電子情報工学科

「階層的人工ニューラルネットワークシミュレータ“Sphincs”の開発」
○前田正浩
富士ゼロックス株式会社 研究本部 中央研究所 基礎研究室

1月26日 午後 13:30〜16:45

「パルス結合されたResonate-and-Fireモデル」
○ 三浦 佳二 (1), 岡田 真人 (2,3)
(1)京都大学大学院 理学研究科
(2)理研 脳科研
(3)科技団

「幾何学的学習アルゴリズムによる最大マージン識別法」
○向山学・高橋治久
電気通信大学

「SOMとニューラルガスの直積モデルによる情報分離について:視覚入力から位置と向きの分離」
○伊達章(1)・倉田耕治(2)
(1)通信総合研究所,(2)琉球大学

「モデル同定強化学習の脳型情報処理モデルとfMRI研究」
○吉田和子・石井信
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
科学技術振興事業団 CREST

「エピソード記憶による迷路課題の経験学習アルゴリズム」
○青田佳人・山口陽子
科学技術振興機構,理化学研究所

「知的活動の脳活動のダイナミック・ショットとしてのエピソード記憶モデル
−エピソード記憶は,なぜ,どのように他の記憶と異なるのか−」
○仁木和久
産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門、
科学技術振興機構 戦略的創造研究・社会技術「脳科学と教育」

1月26日 午後 17:00〜17:45
招待講演 「神経方程式を巡って」
◯吉澤修治
埼玉大学工学部情報システム工学科

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1月27日 午前 9:00〜12:15

「選択的注意に関するモデル研究:視覚野における発火同期の必要性」
○小池耕彦(1)・齋木潤(2,1)
(1)京都大学大学院情報学研究科,(2)科学技術振興機構 さきがけ研究21

「アセチルコリンによる神経調節を考慮した視床系のニューラルネットワークモデル」
○大森敏明・堀口剛
東北大学大学院情報科学研究科

「ヒト円滑性追跡眼球運動における非周期視標運動の予測と学習」
○柴田智広 (1, 2, 3)・川脇大(1, 3)・藤原祐介 (1, 2)・銅谷賢治(1, 2, 3)・川人光男 (1, 2)
(1)奈良先端科学技術大学院大学,(2)ATR 脳情報科学研究所,(3)科学技術振興事業団 CREST

「複数の粘性力場に対する効果的な学習法の検討」
○平井里実(1,2)・大須理英子(1)・吉岡福利(1)・川人光男(1,2)
(1)ATR 脳情報研究所,(2)奈良科学技術大学院大学 情報科学研究科

「道具使用時の脳活動量と言語課題時に現れる脳活動量の相関関係」
○樋口さとみ・今水寛・川人光男
奈良先端科学技術大学院大学,国際電気通信基礎技術研究所脳情報研究所

「模倣による調音ダイナミクスモデル制御の獲得」
○五味裕章(1,3)・朴雪梅(2)・野添潤一(3)・党建武(2)・誉田雅彰(4)
(1)NTTコミュニケーション科学基礎研究所(NTT CS研),(2)北陸先端科学技術大学院大学(北陸先端大),
(3)東京工業大学総合理工学研究科(東工大),(4)早稲田大学(早大)

1月27日 午後 13:30〜18:45

「運動野の神経活動からの腕の運動予測」
○小池康晴・広瀬秀顕・櫻井芳雄・飯島敏夫
東京工業大学,筑波大学,京都大学,東北大学

「動的環境に対する上肢インピーダンス適応メカニズムに関する研究」
○川上健太・井澤淳・ 近藤敏之・ 伊藤宏司
東京工業大学大学院 総合理工学研究科 知能システム科学専攻

「外界変化に対する予測的感覚運動系調節と皮質運動野の関与」
○木村聡貴・五味裕章・西條直樹・Patrick HAGGARD
(1)NTT コミュニケーション科学基礎研究所(NTT CS研),
(2)東京工業大学 大学院総合理工学研究科(東工大),
(3)University College London(UCL)

「動的行動則を用いた二足歩行運動の獲得」
○松原崇充(1)・森本淳・中西淳(2)
(1)奈良先端科学技術大学院大学,ATR脳情報研究所,(2)ATR脳情報研究所

「複合材料の衝撃振動解析のためのニューラルネットワーク」
○細谷謙次・小川毅彦・金田 一
拓殖大学工学部情報エレクトロニクス学科

「フラストレートした格子気体模型と連想記憶」
◯井上純一
北海道大学大学院工学研究科 

「即応性を付加した追加学習」
○大平 岳将,山内 康一郎, 大森 隆司
北海道大学大学院工学研究科 
「厳密に制御できる小規模神経ネットワークの構築」
○大沼清
東京大学大学院総合分化研究科

「解析言語論というメタな認識について『FOAM MODEL(=泡理論)』からの展望」
○森井基裕

「Erratum NC2003-12 and its complement and moreover around equations to be reconfigurated
in recent view point on 'FOAM MODEL'」
○森井基裕

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1月26日 午後18時半頃から懇親会を予定しています.
日時:1月26日(月)18:30〜
場所:居酒屋瑠久大同ビル店
金額:@4,000円(税込)
内容:付出し・お刺身盛り合わせ・ずわいがに盛り・焼魚・蒸し物・ 煮魚・海鮮サラダ・三色棒寿司・2時間飲み放題
人員:30名
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最新の情報,スケジュール,今後の予定,研究会の内容等について詳細は,
NC研究会ホームページ http://www.ieice.org/iss/nc/jpn/ で御確認ください.

☆ 「企画セッション」提案の募集

NC研究会では,テーマを掲げた「特別セッション」あるいは「企画セッション」
を一般講演セッションに加えて随時開催していますが,今後,この企画提案を皆
様から広く公募致します.特定テーマの小集会の他,新しい研究分野の芽吹きの
紹介,異分野間研究交流や優れた研究成果の紹介等の提案を受けつけます.
研究会は1月,3月,5月,6月,7月,10月,11月,12月に各地で開かれ
ますが,企画案を開催月の半年前までに,NC研究会委員長niki@ni.aist.go.jp
まで連絡下さい.NC研究会で実現するように,研究会幹事団と共に検討したい
と思います.積極的な研究会運営への参加を歓迎します.

☆ 研究会今後の予定
2月           休会
3月17,18,19日  玉川大学
5月21日       東北大学
6月24,25日      琉球大学

平成16年3月17,18,19日 玉川大学
テーマ: 一般講演
例年学生の発表の多い玉川大学での開催ですが,今回特にNC研究の産学官共同研究,産業への応用において何が重要であるか?や特許の取り方等を話題とした金道敏樹氏による「ビジネストーク」を企画しています.産業界の研究者,産学共同研究を目指す研究者の参加,投稿を歓迎します.
発表申込締切日:1月16日(金)
【会場担当】
相原 威 (玉川大学工学部通信情報工学科)
E-mail: aihara@cosmos.tamagawa.ac.jp
【発表申込・問合先】
岡田 真人(独立行政法人理化学研究所)
E-mail: nc_okada@mns.brain.riken.jp
FAX: 048-467-7349
発表申込要領は,Emailで以下の形式にて,お申し込み下さい.申し込まれた
方には1月20日までに申し込みの受領のメールを送らせていただきます.
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(発表題目)□□□□□□□□
○発表者氏名(所属)・発表者氏名(所属) ←――――登壇者に○
要旨:(100字程度)
「発表者連絡先」
〒 住所□□□□□□□□□
学校(会社)名 所属□□
氏名□□□□□□ 様
TEL(00)1234−5678,
FAX(00)9876−5432
E-mail:□□□□□□□□□
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