講演会のご案内(2018/10/4(Thu)@北見工業大学)

下記の通り講演会が開催されますのでご案内いたします.皆様のご参加をお待ちしております.

講演題目

体言及びそれに関連する現象への総合的アプローチの提案

講師

Prof. Arkadiusz Jablonski
(アルカディウシュ・ヤブオニスキ 教授)
Adam Mickiewicz University
(アダムミツキエヴィチ大学 東洋学講座)

日時

2018年10月04日(木) 15:00-16:30

場所

北見工業大学 第3号館(旧第1総合研究棟)2階 多目的講義室
http://www.kitami-it.ac.jp/about/access/

講演の概要

一般言語学では,無変化の語幹(意味形態素・詞)と接辞(文法形態素・辞)の付着により総合的な語形が構成される現象を膠着現象と定義する.しかし,通常膠着語に分類される日本語では,語形の概念自体に関する学術的な関心が依然として乏しいといわざるを得ない.特に体言現象に対しては,形態論上の研究方法よりもむしろ意味論上・統語論上の研究方法が適用される例が一般的である.しかし,形態論研究の観点から考えるならば,総合的語形の日本語に対して孤立語・分析的語形の文法記述が頻繁になされている状況は,やや不自然なことであるといわねばならない.このような現状に対し本研究は,体言現象に焦点を当てた総合的な格変化列の研究方法を提案する.

世話人

Associate Prof. Michal Ptaszynski
ミハウ・プタシンスキ 博士/情報 准教授