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開催済みの講演会(平成24年度)

電子情報通信学会北海道支部学生会 講演会

日時 平成24年12月20日(木)16:30-18:00
場所 公立はこだて未来大学 R782講義室
演題 バイオインフォマティクス:計算機が先導する生命現象の解明
講師 瀬々潤 先生(東京工業大学大学院情報理工学研究科計算工学専攻 准教授)
主催 電子情報通信学会北海道支部学生会
概要 テレビをつければ「今度の土曜日の天気は晴れ」という天気予報が 流れる.では,病院に行って「1年後も変わらず健康だ」という生 命予報は可能だろうか?天気のような物理現象に比べ,生命は現象 の記述が困難であり,現時点では,生命現象の「予報」はあまり成 功していない.一方で,生命現象の予報に向けた研究は計算技術と 計測技術を互いに駆使することで着実に進展し,医学,薬学,農学 と言った生命科学の研究スタイルを大きく変貌させている.バイオ インフォマティクス(生命情報学)は,計算機科学が培ってきたア ルゴリズム,データベース,人工知能(機械学習),並列計算,可 視化など多様な領域の力を結集することで,この生命予報に向けて 必要な計算技術を開発している分野である.本講演では,バイオイ ンフォマティクスの基礎からスタートし,最新の計算技術が計測技 術の発展と相まって,先端の生命現象を解き明かす様子を紹介する.

電子情報通信学会北海道支部 講演会

日時 平成24年12月19日(水)13:30-15:00
場所 北海道大学大学院情報科学研究科棟 11階 大会議室 (11-17) < http://www.ist.hokudai.ac.jp/access/ >
演題 Medical Wireless Body Area Networks to Support Future Ubiquitous Health Monitoring and Treatment
講師 Prof. Eryk Dutkiewicz, Dr., Macquarie University, Australia
主催 電子情報通信学会北海道支部
協賛 情報処理学会北海道支部
概要 最近,ワイヤレスシステムを用いて,患者の状況を常にモニタリングし,必要で あれば,適切な処置も行うような医療用ボディエリアネットワーク(MBAN)が研 究開発されている.このワイヤレスシステムは,高い信頼性を維持しながら非常 に少ない消費電力システムで実現しなければならなく,同時に患者への負担をで きるだけ少なくするように設計開発する必要もある.本講演会では,このMBANの 基本的なシステム構成と,現在進められている標準化について説明する.さら に,最近の研究動向と本講演者のプロジェクトチームで行われている次世代の MBANについて概要を説明する.
講演者略歴 Dr. Eryk Dutkiewicz is a Professor of Wireless Communications at Macquarie University in Sydney, Australia, leading the Wireless Communications and Networking Laboratory. The Laboratory focuses on research into medium access control and associated cross-layer issues in wireless medical body area networks and broadband communications networks. Professor Dutkiewicz has over 25 years of industrial and academic research experience, and has conducted research and development with network operators and equipment manufacturing companies. Over the last ten years his research focused on quality of service mechanisms for wireless and mobile networks. From 1999 to 2004 he worked at Motorola where he managed a wireless research laboratory. Since returning to academia he has worked closely with industry partners including Motorola, Agere Systems Freescale, NXP, Infineon, Intel, CSIRO and Zarlink on projects involving wireless sensor networks, mesh networks, LTE and ultrawideban d technologies. Prof. Dutkiewicz has also held visiting appointments at the Chinese Academy of Sciences in Beijing, at Shanghai Jiao Tong University, City University of Hong Kong and Coventry University in the UK.

開催済みの講演会

電子情報通信学会北海道支部学生会 講演会

日時 平成24年11月15日(木)14:40-16:10
場所 室蘭工業大学 教育・研究1号館(C棟) C203講義室
演題 次世代の立体映像システム:電子ホログラフィ
講師 坂本 雄児 氏(北海道大学大学院 情報科学研究科 准教授)
主催 電子情報通信学会北海道支部学生会
概要 電子ホログラフィは,現在の映画やテレビで用いられている3D映像システムと は全く異なる原理で立体映像を表示する.3Dメガネが不要であるだけでなく, 横に回り込めば横からの姿を見ることもでき,非常に高い解像度で,実際に映像 を見るとその立体感の自然さに驚くとともに,実物がそこにあるのと区別がつか ないほどである.このため,次世代の立体映像システムとして期待されている. しかし,電子ホログラフィは技術的に実現が難しく,世界中の研究者が研究を続 けているが,まだ,実用化に至ってはいない.本講演では,現在の3D映像シス テムの原理と問題点,電子ホログラフィの原理と,日本がリードするものの世界 中で繰り広げられている研究の状況を解説する.

電子情報通信学会北海道支部学生会 講演会

日時 平成24年10月15日(月)14:40-16:10
場所 北見工業大学 A104講義室
演題 超音波シミュレーションの現状
講師 長谷川 弘治 氏(室蘭工業大学 大学院工学研究科 教授)
対象 学部学生,大学院生
主催 電子情報通信学会北海道支部学生会
概要 近年の汎用有限要素シミュレータの進展により,圧電振動子などの超音波デバイ スの設計,デバイス動作の把握が,従来よりも容易に行えるようになっている. 数値解析の原理を理解することは,物理現象を正しく数値モデル化する上で, また作成した数値モデルを正しく解く上で,必須である. 本講演では,超音波伝搬を例に,有限体積法,有限差分法,有限要素法について 原理を解説し,最近の研究について紹介する.
問合せ先 北見工業大学 電気電子工学科 教授 柏達也

電子情報通信学会北海道支部 講演会

日時 平成24年10月4日(金)16:20-17:20
場所 北見工業大学 E233講義室
演題 これから半導体を学ぶ皆さんへ ー半導体で実現するこれからの社会ー
講師 内堀 千尋 氏((株)富士通研究所基盤技術研究所実装技術研究部主任研究員)
主催 電子情報通信学会北海道支部
概要 講師の内堀氏は富士通研究所にて長い間半導体プロセス・実装技術に関わり日本 の半導体技術とともに歩んでこられました。また、長期に渡りアメリカで研究に 携わってきた経験をお持ちです。そのような経験から半導体を学ぶことによって どんなことが実現できるのか、社会を変える技術としてどんなことが可能なのか を、これから半導体を学ぶ学生さんに話してもらいます。
問合せ先 北見工業大学 野矢 厚