情報理論とその応用初代サブソサエティ長(2011-2012年度)
若杉耕一郎
「情報理論とその応用サブソサエティ」(略称:SITAサブソ)は基礎・境界ソサイエティのもとに2010年9月に設立された新しいサブソサイエティです。情報理論とその応用学会から電子情報通信学会への事業継承合意に基づき,その実質的な活動組織としての役割を担うサブソサイエティです。
情報理論とその応用学会(Society of Information Theory and its Applications, 略称 SITA学会)はシャノン理論や符号理論など情報理論とこれに関連する応用分野の研究を目的とした任意団体の学会(会員数509名),その前身の情報理論とその応用研究会から数えると30余年の活動実績がありました。主たる活動は,1978年から毎年開催されてきた国内シンポジウム「情報理論とその応用シンポジウム(SITA)」と1990年から隔年開催の国際シンポジウム「International Symposium on Information Theory and its Applications (ISITA)」で,共に発表約200件と参加者300名の規模です。歴史と実績ある活動を展開してきたSITA学会ですが,著作権や新法人移行を鑑み新しい運営形態を模索し,基礎・境界ソサイエティでSITA学会事業が継承される方針を選択しました。2010年11月に電子情報通信学会とSITA学会による事業継承基本合意書が正式に締結され,SITA学会は同年12月に解散しました。
SITAサブソサイエティが継承した事業は多岐にわたりますが,最重要事業はシンポジウムの継続開催です。喫緊のミッションは,SITA2011(岩手)とISITA2012(ハワイ)を新しいSITAサブソサイエティの枠組みで成功裏に開催できることにあります。シンポジウムに加え継承した事業としてワークショップがあり,研究活性化と萌芽研究の支援を目指します。
SITAサブソサイエティの使命は,アクティビティの高いSITA学会の人材を基礎・境界ソサイエティに積極的に取り込み,IT研究会の活性化のみならず全国大会とソサイエティ大会の企画提案を充実させ,基礎・境界ソサイエティの活性化に寄与することと考えます。IT 研究会とはこれからも密接な連携を行い,さらにIEEE IT Society Japan Chapterとも連携し,ワークショップや研究会の共催を目指します。これまでSITA学会が培ってきた自由闊達な「SITA精神」を電子情報通信学会に移植して,さらに大きく花開かせることを夢見ております。SITAサブソサイエティはESS会員にオープンな組織であり,皆さまの積極的な参加・活動を望んでおります。