フェロー記念講演報告
「DSP フェロー記念講演」報告(DSP研究専門委員会 委員長 天野 文雄 (富士通)) |
DSP研究会では,3月22日に慶応大学矢上キャンパスにて 羽鳥光俊先生(国立情報学研究所)フェロー受賞記念講演を開催いたしました. 当日はDSP,CAS,CS共催研究会にあたり,関係の研究者約50名の出席者が集い, 先生をお迎えいたしました.
先生のご講演題目は『IMT-2000の標準化とデジタル放送の標準化をお手伝いして』 というものであり,学生時代に花形であったPCM研究会のお話から始まって,この5月に サービスが開始されるIMT-2000やITSに至るまでの技術動向について,豊富なご経験から 得られた教訓を混じえながら明快にご概説いただきました.また,先生の豊富なご研究 の中からは特に修士時代に行われたアダマール変換の研究のお話や,博士課程の時代に 取り組まれた「PCM伝送で蓄積されるジッタ抑圧法の研究」に際して,欧米の研究者と 成果の先人争いとなってご苦労されたことなど,私ども後輩にとっても大変参考になる お話を伺うことができました.
偶然にも,この日は1925(大正14)年に東京放送局(現在のNHK)が日本初のラジオ 仮放送をはじめた``放送記念日''にあたり,通信・放送業界に多大なご貢献 をされた先生の記念講演は,私ども一同にとって忘れられない印象深いものと なりました.