研究集会報告
第13回 回路とシステム(軽井沢)ワークショップ実行委員長 山村 清隆 (中央大) |
第13回 回路とシステム(軽井沢)ワークショップが開催され,
大盛況のうちに無事終了致しましたことを報告させて頂きます.
本ワークショップは,電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティの
システムと信号処理サブソサイエティ
(回路とシステム研究専門委員会,VLSI設計技術研究専門委員会,
ディジタル信号処理研究専門委員会,コンカレント工学研究専門委員会の
4専門委員会で構成)
と非線形問題研究専門委員会が,
IEEE Circuits and Systems Society Japan Chapter,
IEEE Signal Processing Society Japan Chapter
ならびに電気学会電子回路研究専門委員会の協賛を得て,
第二種研究会として開催するものです.
今回は2000年4月24日,25日の2日間にわたり
軽井沢プリンスホテル西館国際会議場で開催され,
250名を越える多くの方々のご参加を頂きました.
本ワークショップは,回路とシステムに関連する分野の
第一線の若手研究者で構成される実行委員会によって
企画・運営されることに大きな特徴があります.
また発表内容が理論から応用,最新の技術まで非常に幅広く,
産学交流の貴重な場として機能していることも特徴の一つです.
今回は2000年という節目を迎えるにあたり,
このような伝統を継承すると共に,新世紀に向けてさらに大きく
発展させることを願って企画致しました.
今回のワークショップにはこれまでで最多の90件の応募があり,
実行委員会における厳正な審査の結果,83件の論文が採択されました.
これだけ多くの論文が投稿されましたことは,
ワークショップの活性化の意味においても誠に喜ばしいことです.
また全体企画として,
システムと信号処理サブソサイエティ会長の山田尚志氏(東芝)をお招きして
「DVD Technology and Multimedia Application for the Next Millennium」
という題目でご講演頂きました.
マルチメディアの中核の一つとして発展していくDVD技術についての
大変興味深いご講演で,大会場がほぼ満席となる程の盛況となりました.
また本ワークショップでは基本的に5つの分科会が独立に企画を行いますが,
今回は昨年度の実行委員長から
「分科会の垣根を越えた企画を実現してほしい」
との申し送りを頂いたことから,
分科会合同企画としては初めての組み合わせとなりますA・D分科会合同企画
「エンターテインメントロボット:AIBOの開発」
(講演者:花形理氏)
ならびにBd・C分科会合同企画
「アルゴリズムとその実現技術」
(講演者:村松正吾先生・嵩比呂志氏・長沼次郎氏)
を企画致しました.
いずれも盛況で,会場の入口まで聴講者があふれる程の超満員となりました.
その他,科学技術庁長官賞受賞の井上靖秋氏(三洋電機)による記念講演
「ホモトピー連続法を用いた大規模回路解析
---『軽井沢』での理論から実用化への道 ---」や,
仙石正和先生(新潟大学)による招待講演
「移動体通信分野におけるグラフ・ネットワーク理論」
をはじめとする20件の招待講演が行われるなど,
非常に充実したワークショップとなりました.
これも参加者ならびに多大なご尽力を頂いた関係者の方々のお蔭で,
この場を借りて心から御礼申し上げます.
なお,例年通り本ワークショップで発表された成果を対象として
別途論文募集・審査を行い,電子情報通信学会
基礎・境界ソサイエティ英文論文誌 (IEICE Trans. Fundamentals)
にて2001年3月に小特集号を発行する予定です.
こちらの方も是非ご覧下さい.
また本ワークショップでは若手の講演者を対象に奨励賞を選考しております.
受賞者が決定致しましたら,あらためてこの紙面にて報告させて頂きます.