講演募集
2000年ソサイエティ大会での公募シンポジウム講演テーマのお知らせ大会担当幹事 吉村 猛 (NEC) ・ 長谷川 孝明 (埼玉大) |
9月30日〜10月3日の予定で名古屋工業大学において2000年
ソサイエティ大会が開かれます. 一般講演・シンポジウム講演の
講演募集案内は, 会誌(4・5月号)の会告欄に掲載されますが,
この基礎・境界ニューズレターのお知らせでは, 公募シンポジウム
講演のテーマ(課題)の提案要旨をご紹介します.
奮ってご応募くださいますよう御願いいたします.
提案要旨: 21世紀の社会においては, インターネットに代表され るネットワークシステム, 高度道路交通システム(ITS), ホームオー トメーション, マルチメディアエンターテイメント等がより身近な ものになってくる. また, 産業面に目をむけると, 物流・生産を統合 して管理するサプライチェーンマネージメント(SCM)等の技術によ るトータルコストミニマムな社会の構築が必要となってくる. これ らの近未来の電子情報通信技術環境での生活をe-ライフと呼ぶこと にする. 本シンポジウムは, e-ライフに必要不可欠なコンカレント 技術の発展を目的とし, コンカレントシステムにおける研究者が 一同に会し, 最新成果を提示し, 当該分野の発展に寄与することを 目的に提案するものである.
提案要旨: 携帯電話が爆発的に普及した要因のひとつとして, アナ
ログおよびデジタル信号処理技術の進歩による無線通信装置の小型
化が挙げられる.集積化容易なデジタル演算装置(DSP)に適した
新しいアルゴリズムや従来集積化が難しかった高周波アナログ回路
集積化技術がブレークスルーとなり, 現在の無線通信技術を支えて
いる.
今後来る第3世代以降の無線通信では, インターネットへのアクセ
スなどのデータ通信への需要が高まると予想され, より一層, 信号処
理技術が重要となる. そこで, 本シンポジウムでは次世代無線通信
に関するアナログおよびデジタル信号処理技術者が一同に会し, 現状
の課題及び今後の技術展望について多角的な討論を行うことを目的に
提案するものである.
提案趣旨: 現在, 国内のディジタル信号処理研究者の数多くが
IEEEをはじめとする国際学会に参加し論文発表を行うようになっ
ている. インターネットの普及等による学術, 技術のさらなるグロ
ーバル化を考えると, 今後, 国内学会および国際学会の双方におけ
る議論が互いに相手を反映させたものにすることが国内学会を
より魅力的なものにしていくと考えられる.
そこで信号処理関係の幾つかの国際学会の運営や投稿論文査読に
関与されている何人かの方々に信号処理関連の国際学会でのホット
トピックスと共に論文査読のポイントや採択論文の傾向等について
お話頂くシンポジウムを企画する. これにより国内研究者の国際学
会への投稿/参加を促進し, ひいては国内学会での議論の国際化の
一助となることを期待したい.
提案要旨: 21世紀の社会においては, ますます高速高能率な無線
の重要性が高まってくる. その目的に合致したものとして, OFDMに
代表されるマルチキャリア方式が有望視されているが, この方式と
CDMAを含めたスペクトル拡散方式の関連性を集中的に議論する
必要性が高まっている.
マルチキャリア方式・スペクトル拡散方式の研究者が一同に会し,
最新成果を提示し, 当該分野の発展に寄与することを目的に提案す
るものである.
提案要旨: 近年, オーディオ技術は大きな転換期を向かえており, より高品質を指向した新世代の規格が提案され, 製品開発が進めら れている. しかしながら, これらの規格については聴覚的な要因 分析, 測定規格, 品質を評価する基準など多くの検討課題を残して いる. 今後, 新世代のオーディオ技術が普及してゆくためには, 聴 覚, 音響工学に関する学術的な検討が必要である. 昨年度より第2種 研究会としてハイデフィニション・オーディオ研究会を発足させ 検討してきたが, 本シンポジウムでは, 音響, 聴覚の研究者のみな らずオーディオの開発や制作に従事される方々にも参加いただき, 今後のオーディオ技術の展望について議論を深めたい.
提案要旨: 狭域通信(DSRC)を用いて自動料金収受システム(ETC)が
実用化に至っているが, DSRCのETC以外の応用分野の発展が望ま
れる. しかしながら, 現在まだETC以外の応用は研究開発段階であ
り, 一層の推進が必要である. 現行のDSRCは必ずしもETC以外の
応用が易しくなく, DSRCそのものに踏み込んだ議論も重要な時期
である.
このような状況に鑑み, DSRCの研究・開発者とユーザが一同に
会し, 技術面だけでなく, ソーシャルアクセプタンス, ドライバ
アクセプタンス, 普及, 発展, 応用のシナリオまで, 最新成果の発表
や議論を展開し, 当該分野の発展に寄与することを目的に提案する
ものである.
なおここではDSRCは広義の狭域通信を含めるものとする.
提案要旨: 近年 振動ジャイロなどをはじめとして, メカニカルな超 音波振動を利用したセンサデバイスが, 広範囲に渡って研究されて いる. これらのデバイスのいくつかはすでに実用化され, さらに改 良が加えられている. その一方で, 新たな原理に基づくセンサの実 用化に向けた研究も盛んである. また, Micro Electro Mechanical Systems (MEMS) の分野における, 材料技術, 微細加工技術を背景 としたマイクロデバイスの検討も活発である. 本シンポジウムは これらの研究者が一同に会し, 多角的な討論を行うことを目的に 提案するものである.